【冬キャンプの総出費】忖度なしのガチ金額を公開【初心者必見のお金事情】

アルニカ
アルニカ

冬キャンプを始めたい人
「今年は冬キャンプに行こうと思っています。でも、初めてだと総額でいくらかかるのか分かりません。なので、怖くてなかなか踏ん切りが…。経験者の方に、大体の金額を教えてもらいたいな」

こういった疑問にお答えします。

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今回は冬キャンプが初めての方に向けて

お金って総額でいくらかかるの?

というお話をしていきたいと思います。

正直、どれくらいかかるか分からないと、なかかな行動に移せませんよね?

ですが、安心して下さい。

今回は初めての冬キャンプの「総額」を紹介しつつあわせて「寒さ対策」も解説します。

この記事を読めば必要な金額がわかるので、冬キャンプに行く判断の目安になりますよ。

ちなみに、こういった条件を前提とします。

  • 春夏秋のキャンプは経験済み
  • 最低限必要な装備は揃っている
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冬キャンプの総額は60,000円

まずは結論から。

結論:冬キャンプの総額は60,000円です。

高すぎるっ!!

と思うかもしれませんが、まずは詳細も見ていきましょう。(ちなみに子供2人の4人家族です)

冬キャンプの固定費】合計21,000円

  • 電源サイト使用料(5,000円)
  • 交通費:高速代込み(4,000円)
  • 食事代(5,000円)
  • 延長コード(3,000円)
  • 一酸化炭素チェッカー(2,000円)
  • 灯油代(1,000円)
  • ホッカイロ(1,000円)

冬キャンプの変動費】合計39,000円

  • 4人分の服装代(10,000円)
  • ホットカーペット(0円)
  • 3シーズンシュラフ(0円)
  • 人数分の毛布(0円)
  • 石油ストーブ(20,000円)
  • ラグ×2(4,000円)
  • ブランケット(0円)
  • 電気毛布(2,500円)
  • 湯たんぽ(2,500円)

私の場合はこんな感じでしたね。※0円はすでに持っている装備です。

上の青リストが、ある意味『固定費』です。(合計21,000円

下の赤リストは、装備に個人差があるので、ある意味『変動費』です。(合計39,000円

合わせると一泊二日の初めての冬キャンプ費用が総額60,000円でした。

ちなみに、2回目以降が総額15,000円ぐらいですね。(サイト使用料と交通費と食事代と灯油代)

あとは「家に石油ストーブはあるよ~」って人の場合は、交通費も除くと、

初回費用が総額で約36,000円で冬キャンプができます。

2回目以降は11,000円ぐらいですね。(食費とサイト使用料と灯油代)

そのため、持っているものにもよりますが初回はどうしてもお金がかかり、それ以降で安くなっていくイメージです。(近距離のキャンプ場なら2回目から1万円を切ります)

初めての冬キャンプには「電源サイト」

電源サイト

やっぱり冬キャンプは電源サイトがいいのかな?

そうですね。

電源サイトはフリーサイトよりもサイト料金が1,000円~2,000円高いので、敬遠する人も多いです。

ですが、

家族で初めて冬キャンプをするなら電源サイトをおすすめします。

なぜなら、電源サイトを利用するとホットカーペットが使用できて、かんたんに冬の底冷えを軽減できるからです。

たとえば、電源サイトを使わないのであれば、このような「コット」を購入する必要があります。

コット

コットとは簡易ベッドのことです。

コットを使うと、寝床が地面に直接触れないので底冷えを軽減できます。

ですが、コットひとつのお値段が10,000円程度してしまうので、それを家族分となると、なかなか手が出せません。

一方で、電源サイトを利用するとコットを購入しないのでサイト使用料だけで過ごせます。

つまり、電源サイトを利用した方が費用を安くおさえられるのです。

そのため、初めての冬キャンプには電源サイトがおすすめですよ。

電源サイトには「延長コード」が必要

延長コード

電源サイトには「延長コード」が必要って聞いたけど本当なの?

はい。その通りです。

電源サイトを利用する場合は必ず「延長コード」をもっていきましょう。

なぜなら、

電源サイトのコンセントとテントを設置する場所には距離があるので、延長コードがないと届かないからです。

このような感じになります。↓

電源サイト
電源サイト

キャンプ場によっては延長コードをレンタルしているところもありますが、2~3回で元が取れるので購入した方がお得ですよ。

そして、延長コードを購入する際のポイントは3点です。

  • 長さは10M
  • 防水加工
  • 出来るかぎり目立つ色

おすすめはこちらの商品ですね。

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ちなみに、

電源サイトで必要な装備は「【電源サイトの必需品】冬キャンプで必要な持ち物7選【初心者必須】」でまとめています。

冬キャンプは「3シーズンシュラフ」で眠れる

3シーズンシュラフ
3シーズンシュラフ

リストには3シーズンシュラフと書いてあるけど、本当に3シーズンシュラフで眠れるの?

はい。3シーズンシュラフでも眠れます。

なぜなら、電源サイトで「ホットカーペット」を使うからです。

実は、ホットカーペットは地面からの冷気を軽減するだけでなく、ホットカーペット自体が熱を発する暖房器具なので、体を暖めることもできるのです。

そのため、我が家では電源サイトでホットカーペットを利用して「3シーズンシュラフ」で眠ります。

もちろん、想定以上に寒い場合もあるので、必ず家族分の「毛布」も持っていきます。

毛布|ブランケット
毛布|ブランケット

ですが、子供たちは暑いらしく、夜中には寝汗がひどくなるので毛布を外していますね。

それぐらいホットカーペットが「暖かい暖房器具」だということです。

冬キャンプに「冬用シュラフ」は不要

YOKA
YOKA

じゃあ、冬用シュラフは買わなくていいの?

はい。基本的に電源サイトで「ホットカーペット」を利用するなら必要ありません。

冬用シュラフは羽毛で作られたマミー型のシュラフのことで、ハイスペックになると冬の雪山でも暖かく眠れます。

しかし、最低でも価格が30,000円以上することがデメリット。

この高額な冬用シュラフの購入が、冬キャンプのハードルを上げている原因のひとつです。

しかも、冬用シュラフを家族分購入となると、かんたんには決断できません。

ところが、電源サイトでホットカーペットを使うと、冬用シュラフを購入する必要がないので出費をおさえられるのです。

冬用シュラフは「好きな場所」でキャンプができる

ナンガシュラフ

でも、好きな場所でも冬キャンプがしたいから、冬用シュラフも検討したいんだけど…。

そうですよね。

私も電源サイトだけではいつも同じようなキャンプ場になってしまうので「他の場所でもキャンプがしたい」と感じることが多くなりました。

そのため、

ソロキャンプだけはフリーサイトを使おう!

と決心し「冬用シュラフ」を購入しましたね。

やっぱり、冬のフリーサイトは最高です。

川のほとりや、湖の前など「好きな場所」で冬キャンプができるともっと楽しくなります。

池の山キャンプ場
池の山キャンプ場

そのため、

「好きな場所で冬キャンプがしたい」という人は、まずはソロから始めてみましょう。

そのあとに、様子を見て少しづつ家族のシュラフを購入するのがいいですよ。

「冬用シュラフ」のおすすめはこちら。↓

ただし、

冬用シュラフの「選び方」には注意が必要です。

なぜなら、

必要な専門用語が多すぎるからですね。

そのため冬用シュラフを検討するなら「【失敗しないシュラフ特集】冬キャンプおすすめの冬用シュラフ/寝袋10選」を参考にして下さい。

初心者の方でもわかりやすいように専門知識を解説しています。

冬キャンプの服装は「家にある物」でOK

アルニカ
アルニカ

冬キャンプの服装は何を着ればいいの?

基本的には「家にある冬服」を持っていきます。

ちなみに、私の冬キャンプの服装は以下のとおりです。

  • 超極暖(UNIQLO)
  • 裏起毛パーカー(UNIQLO)
  • インナーダウン(UNIQLO)
  • 綿アノラックパーカー(ワークマン)
  • 焚き火パンツ(ワークマン)
  • 冬用サンダル(スブ)
  • 裏起毛靴下(しまむら)
  • 裏起毛ネックウォーマー(UNIQLO)

以前から使っているキャンプで使用するものに、UNIQLOの超極暖やネックウォーマーを追加した感じですね。

冬キャンプを始めるときには、私と妻はすでに持ってるものが多かったので、足りない子供の分を購入しました。

これで総額10,000円ぐらいですね。

服装に関しては、下の2つの記事でくわしく解説しています。

服を着る際の『レイアリング』や『子供の注意点』をまとめていますよ。

【結論:冬は着る順番が大切】冬キャンプにおすすめの服装【初心者向け】

【子供と冬キャンプ】暖かい子供の服装や冬キャンプの注意点を解説

また、

冬用サンダルのSUBU(スブ)はご存知ですか?

毎年、人気の色とサイズは早々に売り切れてしまうのですが、本当に暖かくて冬キャンプにピッタリです。

とくに、家族キャンプでは思っている以上に靴を脱いだり、はいたりする回数が多いです。

そんな時に、スニーカーやブーツでは大変ですが、サンダル形状のSUBUは本当に楽なのです。

さらに、手が出しやすい価格帯ですよ。

冬キャンプに「石油ストーブ」は必要

トヨトミ ストーブ

やっぱり、冬のキャンプに石油ストーブは必要なのかな?

そうですね。

冬キャンプに石油ストーブは必要です。

なぜなら、電源サイトにホットカーペットだけでは地面からの底冷えは防げても、テント内の温度を暖めることはできないからです。

このテント内の温度を高めることを「幕内温度対策」といいます。

冬キャンプは夜になるにつれて気温が下がり、過酷な環境になります。

「もう少し外ですごしたいけど、寒くて外に居られない」

こういった環境になるんですよね。

そんな時にどこかで体を暖める場所がないと、体が冷え切ったままになってしまい本当にキツイです。

そのため、石油ストーブを使ってテントの中を暖める必要があるのです。

石油ストーブに関しては、すでに家で使っているものがあればそれで大丈夫です。

ですが、新たに石油ストーブを検討しているなら「注意」が必要です。

じつは、

「石油ストーブの推奨サイズ=テントの大きさ」ではないのです。

ん?どういうこと?

つまり、石油ストーブに記載していあるサイズ(たたみ6畳用など)は、あくまでも「屋内」での使用が前提なので「屋外」ではサイズが6畳程度のテントでも「火力不足で寒い」ということです。

これは外から侵入する「冷気」が関係しています。

くわしくは「【価格・燃費比較】石油ストーブのおすすめ6選【冬キャンプ初心者向け】」をご確認ください。

また、居住性が高い「ツールームテント」だと、テントの中で料理や食事、お酒を飲みながらゆったりとすごすことができますよ。

【冬キャンプにはツールームが最強な理由】+おすすめのテントも紹介

「電気毛布」や「湯たんぽ」も必要

湯たんぽ

石油ストーブやホットカーペットがあるのに「電気毛布」や「湯たんぽ」も必要なの?

そうですね。

冬キャンプには「電気毛布」や「湯たんぽ」も必要です。

これには2つの理由があります。

ひとつは「補助暖房」としての役割

じつは、ホットカーペットや石油ストーブでいくらテントの中を快適にしても、

ちょっと手足が寒いな~。

といったことが起こります。

これは、

あくまでも石油ストーブやホットカーペットは「大味の暖房」ということなのです。

そもそも暖かい空気は軽いので上昇しやすく、冷たい空気は重いので下に溜まりやすいです。

この性質も相まって

暖房を使っているけど「場所」によっては少し寒い

といった状況になります。

そんな時に「電気毛布」や「湯たんぽ」があると直接肌に触れることができるので、スポット的に寒い場所をカバーしてくるのです。

ふたつめは「保険」としての役割

どんなに暖房器具を準備していてもトラブルはつきものです。

石油ストーブはもってきたけど「灯油」を忘れた…。

ホットカーペットが壊れて電源つかない!

などなど。

そんなときに「保険」としての暖房器具を用意しておくと、もしもの時に助かります。

実際に私も夜中にホットカーペットが壊れてしまい、途中から「寒くて眠れない」ということがありました。

そのため、

命の危険もある冬キャンプでは、この保険という「安全マージン」をしっかりとることが、何よりも大切なのです。

もちろん、

そうはいっても、荷物が多すぎて車に積み込めないよ。

といった状況もあるので、安全マージンと積載量のなかでバランスを取ることが大切ですよ。

電気毛布のおすすめは「スギヤマ」

ホットカーペット|電気毛布
ホットカーペット|電気毛布

私も2年以上使っていますが、丈夫で本当に暖かいです。

電気毛布と言ったらスギヤマを選べば間違いありません。

湯たんぽのおすすめは「マルカ」

私も使っていますが、湯たんぽはマルカ一択です。

じつは、ほとんどのキャンパーがこのマルカを愛用しています。

値段も手頃で、直火もOKなのでストーブの上に置いてそのまま使えますよ。

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一酸化炭素チェッカーは絶対に必要

一酸化炭素チェッカー

一酸化炭素チェッカーとは、その名の通り一酸化炭素を検知するためのアイテムです。

じつは、テントの中で火気類を使用すると、一酸化炭素が発生し、状況によっては死の危険もあります。

そのため、以下2つの対策が必要になります。

①テント内の適度な換気を行う(1時間に1回、1~2分程度)

一酸化炭素チェッカーを使用する。

私も使っていますが、一酸化炭素チェッカーはこちらの商品がおすすめですよ。

ちなみに、

私は『一酸化炭素中毒』になりました。

「なぜ起こったのか?」

「どういった環境だったのか?」

「そもそも一酸化炭素とは何なのか?」

くわしくは「【こうして私は一酸化炭素中毒になりました…】冬キャンプでの大失敗」をご確認ください。

私を反面教師にして、絶対に事故をおこさないようにしましょう。↓

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まとめ

今回は「冬キャンプには総額でいくらかかるの?」といった疑問から、冬の寒さ対策を解説しました。

結構、長かったですよね?お疲れ様です。

以下にまとめます。

必要な装備はこちらでした。

冬キャンプの固定費】合計21,000円

  • 電源サイト使用料(5,000円)
  • 交通費(4,000円)
  • 食事代(5,000円)
  • 延長コード(3,000円)
  • 一酸化炭素チェッカー(2,000円)
  • 灯油代(1,000円)
  • ホッカイロ(1,000円)

冬キャンプの変動費】合計39,000円

  • 4人分の服装代(10,000円)
  • ホットカーペット(0円)
  • 3シーズンシュラフ(0円)
  • 人数分の毛布(0円)
  • 石油ストーブ(20,000円)
  • ラグ×2(4,000円)
  • ブランケット(0円)
  • 電気毛布(2,500円)
  • 湯たんぽ(2,500円)

そして、

初めての冬キャンプの総額は60,000円です。

もちろん、あくまでも私の場合であり、みなさんの持ち物によって個人差があります。

ちなみに、2回目以降が総額15,000円ぐらいですね。(サイト使用料と交通費と食事代と灯油代)

そのため『初回だけ』です。

やはり初回だけは費用はかかってしまいます。

したがって

やっぱり、冬キャンプはやめとこうかな…。

もちろん、その選択もありかと。

予算をオーバーしているのに無理に行く必要はありません。

ただ、これだけは言わせてください。

冬キャンプは人生観が変わるような『言葉にできない感動』を与えてくれます。

吉野山キャンプ場
吉野山キャンプ場

そのため、会社での疲れや、人間関係でのストレスを貯めている方たちこそ「冬キャンプの魅力」に取りつかれてしまうのです。

ぜひ、ご検討ください。

それでは、楽しい冬キャンプを。

P.S. 冬キャンプの「寒さ対策」が心配なら「【冬キャンプ入門】寒さ対策のまとめページ【結論:初心者必須です】」をご確認下さい。

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