
冬キャンプデビューする人
「電源サイトを利用して冬キャンプに行こうと思っています。でも、何を持っていけばいいのかな?石油ストーブはやっぱり必要?持ち物や注意点などいろいろ教えてほしい…」
こういった疑問にお答えします。
✔この記事でわかること。
「冬キャンプに行くなら電源サイトを利用した方がいいよ!」
これは、よく聞くアドバイスであり、実際その通りです。
電源サイトとは、家庭用のコンセントが使えるサイトのことで、通常のサイトよりも+1,000円~2,000円高い料金となっています。
しかし、冬キャンプ初心者の方でもかんたんに暖かくすごせるので、冬には大人気なのです。
ですが、

結局、何を持っていけばいいの?
こんな悩みを持つ方も多いはず。
そのため今回は、電源サイトで暖かく過ごすための「必須アイテム」をご紹介。
この記事を読めば、電源サイトで安全に暖かく冬キャンプがすごせますよ。
この記事を書いた人
【電源サイトの必需品】冬キャンプで必要な持ち物7選【初心者必須】

多くのキャンパーが「電源サイト」を利用する理由は、暖房器具を使うことで手軽に安く「寒さ対策」ができるからです。
たとえば、電源サイトを利用せずに冬キャンプを過ごすと「コット」や「冬用シュラフ」といった多くの『冬用装備』が必要になります。
しかし『電源サイト』を利用すると、そういった『冬用装備』がなくても、かんたんに寒さ対策ができるのです。

じゃあ、どういった「持ち物」が必要なの?
私が実際に持っていく『持ち物』はこちらです。
- ホットカーペット
- 3シーズンシュラフ
- 人数分の毛布(保険)
- 電気毛布(保険)
- 延長コード
- 石油ストーブ
- 湯たんぽ(保険)
電源サイトの必需品①:ホットカーペット

ホットカーペットは電源サイトの必需品です。
なぜなら、
冬キャンプの大敵である『地面からの底冷え』を軽減できるからです。
地面からの「底冷え」は本当に強烈です。
私が初めて冬キャンプへ行ったときは「底冷え」で寒くて眠れない『地獄の体験』をしました。
しかし、ホットカーペットがあれば地面からの底冷えを軽減してくるので、暖かく眠ることができます。
さらには、家でホットカーペットをつかっているなら、新たに買い直す必要がありません。
もしお持ちでないなら、アイリスオーヤマのホットカーペットが安くておすすめですよ。
しかし、ホットカーペットには「注意点」も

家で使い慣れているホットカーペットも、野外で使うとなると勝手が違います。
じつは、
野外で使うホットカーペットは「敷き方」を工夫する必要があるのです
具体的には、こういった順番で敷きます。
これが「屋内」と「屋外」の違いですね。
詳しくは「【冬キャンプ初心者必見】ホットカーペットの上手な使い方+注意点」でまとめているので、冬キャンプに行く前にご確認ください。
電源サイトの必需品②:3シーズンシュラフ

私が家族で冬キャンプに行く場合には、
「3シーズンシュラフ」を使います。

えっ!3シーズンシュラフで眠れるの?
と驚かれると思いますが、ホットカーペットを使うことで眠れます。
なぜなら、
ホットカーペットは地面からの冷気を遮断するだけでなく、熱源にもなる暖房器具だからです。
これも電源サイトのメリットのひとつで、ホットカーペットを使えば「3シーズンシュラフ」でも暖かく眠れるのです。
そのため、新しく「冬用シュラフ」を買う必要がありません。
冬用シュラフとは羽毛で作られたシュラフのことで、値段は最低でも3万円以上します。

3万円は高すぎる…。
そうですよね。
この高額な冬用シュラフの購入が、冬キャンプのハードルを上げている原因のひとつです。
ですが、
電源サイトでホットカーペットを使うと、高額な冬用シュラフを購入する必要がありません。
なので、コストを大幅に抑えることができるのです。
ちなみに、私が使っているのはこちらの「3シーズンシュラフ」ですね。

洗濯機で洗えますし、シュラフ同士で連結もできるので、小さいお子さんと一緒に眠れますよ。
電源サイトの必需品③:人数分の毛布(保険)

さらには、保険として『人数分の毛布』も持っていきます。
なぜなら、

寒さが想定以上だった…。
であったり、

電気カーペットが壊れた…。
といったトラブルも起こる可能性があるので、こういった「備え」も大切なのです。
使い方としては、3シーズンシュラフの上にかけるイメージですね。
ですが私の子供たちは、毛布を掛けると暑いらしく、汗をかきすぎるので夜中には外しています。
それぐらいホットカーペットが『暖かい環境』だということですね。
でも、想定外も起こりうるので必ず毛布は持っていきましょう。

電源サイトの必需品④:電気毛布(保険)

『電気毛布』も寒かった時の「保険」として必要なアイテムです。
夜中に寒すぎた時や、ひざ掛けなど、用途は幅広く本当に便利です。
値段もお手頃なので、ひとつは持っておくことをおすすめします。
ちなみに、私が使っているのはこちら。

キャンパーに大人気のSugiyamaの電気毛布です。
Sugiyamaの電気毛布は「耐久性」と「価格」に優れたコスパが高いアイテム。
私も2年以上使っていますが、いまだに現役ですね。
詳しくは「【電気毛布が最強】冬キャンプで本当に使える暖房は電気カーペットじゃない理由」をご覧ください。
電源サイトの必需品⑤:延長コード

そして、
忘れてはいけないのは『延長コード』です。
電源サイトは「電源コンセント」と「テントを設置する場所」が少し離れています。
そのため、
延長コードが無いとコンセントに届かないため、電化製品が使えません。
キャンプ場によってはレンタルもありますが、2~3回で元が取れるので買った方がお得ですよ。
購入する際のポイントはこちら。
- 長さは10mあればOK
- 雨が降っても大丈夫な防水使用
- 子供が夜に転ばない様に目立つ色
こちらのシリーズは野外専用で作られているのでおすすめですよ。↓

電源サイトの必需品⑥:石油ストーブ

石油ストーブは、電源サイトでもフリーサイトでも必要です。
なぜなら、テントの中を暖めるのに一番適した暖房器具だからです。
もちろん、電気カーペットや電気毛布も優秀です。
しかし、
電気カーペットや電気毛布は、地面からの「底冷え」を軽減したり「体を暖める」もので、テント内の空気を暖めるものではありません。
だから『石油ストーブ』が必要なのです。
もちろん、石油ストーブでなくても『ガスストーブ』『薪ストーブ』と種類はたくさんあります。

じゃあ、どのストーブを選べばいいの?
基本的な違いはこちらです。
暖かさ | 重さ | かさばり | 手軽さ | |
---|---|---|---|---|
石油ストーブ | ◎ | △ | △ | △ |
ガスストーブ | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
薪ストーブ | ◎ | △ | △ | ✖ |
個人的には、家族と一緒なら石油ストーブがおすすめですね。
なぜなら、暖かさを優先した中では、一番バランスが取れているからです。
「ガスストーブ」はソロ向け

もちろん、

ガスストーブではダメなの?
といった意見もあると思います。
ガスストーブはもっとも「手軽」なストーブですが、一方で「火力が弱い」といったデメリットがあります。
そのため、家族と一緒に過ごす「大型テント」の冬キャンプには向きません。
しかし、小さなテントのソロキャンプであれば、ピッタリの暖房器具ですよ。
「薪ストーブ」はおすすめしません

いっぽうで、

薪ストーブはどうなのかな?
という意見もあると思います。
個人的には、薪ストーブはおすすめしません。
なぜなら、めんどくさいからです。
個人の好みにもよりますが、薪ストーブは圧倒的に暖かく、独特の雰囲気の良さがありますが、それを吹き飛ばすくらい「準備」や「片付け」の手間がかかるのです。
ですが、そんな薪ストーブも最近では大人気。
なぜこんなにも「薪ストーブ」が売れるのでしょうか?
くわしくは「【覚悟が無いなら買うな】冬キャンプおすすめ薪ストーブ5選」で解説しています。
「覚悟」がある方のみご覧ください。↓
電源サイトの必需品⑦:湯たんぽ(保険)

『湯たんぽ』は昔ながらの暖房ですが、とても暖かいです。
野外があまりにも寒かった時に、湯たんぽを膝に置くと「ぬくぬく」です。
また、寝袋は足元が寒くなるので、湯たんぽを入れると、暖かく眠ることもできますよ。
そして、
湯たんぽを選ぶなら絶対に『直火タイプ』を選びましょう。
じつは「湯たんぽ」は、お湯を沸かして本体に入れる作業が一番メンドクサイ。
しかし、直火タイプなら、水を入れてストーブの上に置くだけでOK

これは、本当に助かりますよ。

電源サイトを利用する際の「注意点」

電源サイトで一番注意すべきこと。
それは、
電源サイトの上限W数を把握し、そのW数内で電気を使うことです。
なぜなら、もし容量をオーバーしてしまうと、お隣さんのブレーカーまで落ちる可能性があるからです。
そのため、きちんと上限W数を守って使いましょう。
ちなみに、
電源サイトの上限W数は1,000W~2,000Wが一般的です。
場所によってはW(ワット)ではなく、A(アンペア)表記になっていますので、こちらを参考にして下さい。
A(アンペア) | W(ワット) |
---|---|
10A | 1,000W |
20A | 2,000W |
30A | 3,000W |
また、基本的には電化製品自体に使用W数が標記されていますが、一応、下記を参考までに。
A(アンペア) | W(ワット) | |
---|---|---|
電気カーペット | 8A | 800W |
電気毛布 | 0.4A | 40W |
電気ストーブ | 10A | 1,000W |
こたつ | 6A | 600W |
これらを踏まえて、上限を超えない様に上手に使いましょう。
冬キャンプには「注意点」がいっぱい

基本的に冬キャンプは寒いので、荷物も増えますし、暖房器具も使うので「注意点」がたくさんあります。
具体的にはこういったものですね。

結構たくさんあるんだね。
そうなのです。
そのため、少しでも不安になるものがあれば「【冬キャンプの大失敗】経験者が語る注意点と失敗8選【初心者必見】」をご確認ください。
冬キャンプでよくある「失敗」と「注意点」をまとめています。↓
電源サイトのデメリット

手軽で安く「寒さ対策」ができる電源サイトですが、唯一デメリットがあります。
それは『好きな場所』でキャンプができないことです。
つまり、キャンプ場選びの優先順位がどうしても『電源サイトがあるキャンプ場』になってしまうので、本来であれば行ってみたい『湖がキレイなキャンプ場』であったり、『海が目の前のキャンプ場』なども、電源サイトが無ければいくことができません。
これが一番のデメリットですね。
最初のうちはそれでいいんです。

いやいや電源サイトで十分だよ!
と大満足です。
ですが、しばらく冬キャンプを繰り返すと、だんだん物足りなくなってきます。
「もっと色々な場所で冬キャンプがしたい…」

これは私も経験しましたが、とても自然な欲求です。
「もっといい景色で、もっとワクワクするような冬キャンプをしてみたい」
「でも、家族分の冬用装備を買うとお金がかかるし…」
そんなときには、
ソロキャンプから始めてみましょう!
私の場合もそうでしたが、家族と一緒だと、万が一があってはいけないですし、家族分の冬用装備を購入すると予算オーバーになるので、やはり家族と一緒なら「電源サイト」を使うのが安心です。
一方で「ソロキャンプ」だと、冬用装備を買うコストも抑えられますし、何よりも自分一人なので「気が楽」です。
そのため、冬キャンプに慣れてきたら、ソロから「脱:電源サイト」にチャレンジしてみて下さい。
「冬キャンプ」がもっと楽しくなりますよ。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
本日は『電源サイトで必要な持ち物と注意点』を解説しました。
何度もお伝えしていますが、
電源サイトを利用すると手軽に安く『寒さ対策』ができます。
そのため、初めて冬キャンプをする方は、ぜひ検討してみて下さいね。
それでは、楽しい冬キャンプを!
P.S.冬キャンプの「寒さ対策」はこちらを読めば解決します。





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