「この冬に薪ストーブの購入を考えている。できれば炎が見える窓付きがいいな~。あと、それ以外に選ぶポイントって何があるの?」
今回は冬キャンプで大人気の薪ストーブを紹介します。
この記事を書いた人
薪ストーブは誰もが憧れる冬キャンプの定番スタイル。
でも、いざ購入しようと思ったら、
何を基準に選ぶべきか分からない…。
そう思うことはありませんか?
そのため、この記事では選び方のポイントとおすすめの薪ストーブを紹介します。
特に今回は、『大きなガラス窓付き』の薪ストーブに絞って紹介します。
なぜなら、ゆったりと炎を眺めることが薪ストーブ最大の魅力だからです。
ただし、
薪ストーブは『覚悟』が無いなら買ってはいけません。
今回はその理由を含めて説明していきますね。
【覚悟が無いなら買うな】冬キャンプおすすめ薪ストーブ5選
まずはおすすめの薪ストーブから紹介します。
その①:POMOLY T1 チタニウム フォールディング 薪ストーブ
こちらはpomolyのチタン薪ストーブです。
燃焼室サイズは38 x 22 x 18 cm
チタン製である事から分かる通り、その重さたった3.9kg。
そして、この薪ストーブ。なんと、バックパックに入れて持ち運べるんです。
この薪ストーブのポイントをまとめると、
- 耐熱ガラス窓により、炎の揺らめきを眺めることが出来る
- 高級GR1チタンを使用しており、最も高い耐食性(腐食の反応速度)を持つ
- 軽量、コンパクトのためバックパックに入れることが出来る。
- 奥行きが38cmなので、大抵の薪をそのまま入れることが出来る。
- 天板を外せは、そのまま焚き火台にもなるスペシャル使用。
注意点としては、煙突は巻き煙突となっているため、使用時にコツがいること。
なので、まずはこの動画を見てもらうと、巻き煙突や、実際に使用するイメージがつくかと。
2020年7月現在、予約受付中とのこと。
詳細を知りたい方はコチラ
その②:Winnerwell Nomad View M-Size 薪ストーブ ウィンナーウェル ノマドビュー スペシャルパッケージ Mサイズ 【日本正規品】
こちらは、Winnerwellの薪ストーブです。
燃焼室サイズは38 x 20×21cm
Winnerwellとは、あの有名なGストーブを制作している製造所が、立ち上げた独自ブランド。
Gストーブの『改良版』として作られたのが、この薪ストーブです。
イメージはコチラの動画をご確認ください。
2020年8月5日21時より予約販売。詳細はコチラ
その③:笑’s フォールディング薪ストーブ 焚き火の箱G-neo SHO-061-00
こちらは、笑’s フォールディング薪ストーブ『焚き火の箱G-neo』です。
その名の通り、折り畳んでコンパクトに持ち運びができます。
煙突までも折り畳めるので、その手軽さは圧巻です。
また、日本メーカーである笑’sの信頼性の高さも魅力的ですね。
燃焼室サイズは約390mm×220mm×165mm
イメージはコチラの動画をご確認ください。
折り畳みが出来て持ち運びに楽ちんです!! キャンプで4回使用しましたが、ガラス窓から見える炎に癒やされます。 煙突も折り畳みが出来るので、これも重要な点です。 薪はギリギリ40センチが斜めに入りますが、太い木だと閉まらないことも。炉サイズが約390mm×220mm×165mm なので、一応長い太い薪はカットが必要です。
その④:ミニ薪スーブ”ROSE”新保製作所
こちらは、あのロマンチカで有名な新保製作所の薪ストーブ『ローズ』です。
最大の特徴はこの大きなガラス窓。窓サイズは31×21センチと今回紹介する中では一番のサイズです。
それゆえ、炎の揺れが綺麗に見えます。
説明ではミニ薪ストーブと書いていますが、燃焼室サイズは 奥行395mm×巾320mm×高さ325mmとミニではありません。
あくまでも、ロマンチカと比べてという感じですね。
予約販売や詳細はコチラ
その⑤:Locomo アウトドア薪ストーブ ワイド
こちらは、Mt.SUMI Locomo 薪ストーブ ワイドです。
この薪ストーブの最大の特徴は2次燃焼システムを採用していること。
そのため、燃焼効率がとても高く、煙も少ないです。
燃焼室サイズは幅43.5×奥行24.5×高さ18(cm)となっており、40cmの薪が簡単に入ります。
詳しい情報はコチラ
コンパクトモデルもあります。↓
ーーー続いて、買う前に知っておいてほしい情報をまとめてます。
あなた。本当に『覚悟』がありますか?
買う前にこれだけは知っておいて下さい。
それは、
薪ストーブは不便である
ということ。
「正直、買わない方がいい」
これが、私の本音です。
以下に理由をまとめています。
①薪きストーブの本体は基本的に重い。
煙突を組み立てるのも大変。煙突を固定するのも大変です。
しかも、テントを煙突で溶かさないように、補強するのも大変です。
②さらには、火が安定するまで、小まめに火を見ないといけません。
不完全燃焼なんかしようものなら、煙が逆流して大騒ぎ。
あと、そもそも薪の減る量も早い。お金が更にかかります。
③帰る際には、灰を掻き出すのも大変。
煙突はなかなか外れません。車に積み込むのも一苦労
そして、結局すぐには帰れません。
・・・どうですか?
買わない方が楽に過ごせると思いませんか?
「確かにそうだな」
と思った人は薪ストーブは諦めましょう。
絶対に石油ストーブの方が満足度が高いです↓
・・・しかし。
それでも薪ストーブが欲しいと『覚悟』を決めた方。
素晴らしいです!!
今の皆さんと同様に、このような不便さがあるにも拘らず、『覚悟』を決めて薪ストーブを購入するキャンパーは増え続けています。
それは、なぜなのでしょうか?
なぜ、こんな不便な薪ストーブを購入するのでしょうか?
実は、薪ストーブには、そんな苦労をする甲斐があるほどの
『圧倒的な魅力』があるのです。
では、どんな魅力があるのか?
それをまとめてみました。
炎を眺めるのも魅力的ですが、『優越感』と『おしゃれ感』も最高の魅力なんです。
結論:『究極の自己満アイテム』
ということですね。
次は、選び方を紹介します。
選ぶポイントとその理由
重視するポイントはこちらです。
- 燃焼室のサイズの確認
- 素材の確認
- 炎がしっかり見えるかの確認
- 料理のしやすさの確認
①燃焼室のサイズの確認
これは、『40cmの薪が入る』ことが大切なポイントです。
なぜなら、
一般的な薪の長さは30~40cm。その最長の長さである40cmの薪が入らないと、わざわざ長さを調節するために、カットする必要があるからです。
これは本当に時間がかかります。
それを回避するためには、機械室の奥行きが38cm以上は必要です。
38cmあれば、斜めにして40cmの薪をくべれます。
②素材の確認
これは、何を重視するのかが大切です。
熱伝導率 | 軽さ | 手軽さ | 価格 | |
---|---|---|---|---|
チタン | △ | ◎ | 〇 | △ |
ステンレス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
鉄製 | ◎ | △ | △ | ◎ |
チタン製の薪ストーブは、圧倒的な軽さと丈夫さが特徴。
一方で、熱伝導率は低いので、他の素材と比べると周囲を暖めるのに時間がかかります。
バイクツーリングなど、重い物を持っていけない環境には最適です。
ステンレスの薪ストーブは、比較的軽量で錆びに強いです。
水洗いもできるため、初心者が扱いやすい薪ストーブかと。
熱伝導率は鉄製より劣るので、周囲を暖めるのに若干時間がかかります。
鉄製の薪ストーブは、熱伝導率が高く周囲を早く温めることが出来ます。
また、安価な商品が多いのも特徴。
一方で、鉄製のため、重さがあり、かつメンテナンスを小まめにしないと錆が発生します。
個人的には、チタンがソロキャンプにはぴったりの素材だと思っています。
③炎がしっかり見えるかの確認
これは『ガラス窓の大きさ』が大切なポイントです。
これは、最重要なポイントです。
なぜなら、
『炎を眺めながら、お酒を飲みつつ、テントでのんびり過ごす』
これが、不便な薪ストーブを購入する最大の理由だからです。
つまり、
「テントの中で炎が観たいから薪ストーブを買うのに、炎が観えにくいなら意味がないよね」
ということです。
ただ、ガラス窓が大きい分、燃焼効率は落ちるので注意が必要です。
④料理のしやすさの確認
これは『天板の蓋』が付いていることが大切なポイント
天板の蓋が付いていると、料理の時に外して直火で調理が出来ます。
もちろん、直火でなくても、天板の上は相当熱いので料理は出来ますが、直火に比べると火力が弱くなります。
今回紹介した中では、②Winnerwell、④ROSEが該当します。
薪ストーブで料理もしたいと考えている方には、天板の蓋付きがおすすめです。
まとめ
今回は薪ストーブの選び方とおすすめの薪ストーブを紹介しました。
薪ストーブは確かに不便です。
ですか、その不便さの先には、持っている人にしか味わえない、最高の『優越感』があります。
ぜひ、この『究極の自己満アイテム』を検討してみて下さい。
最後に、ニーズで分けると、
こんな感じになるかと。
購入の参考にしてください。
それでは、楽しい冬キャンプを。
P.S.テント内で薪ストーブを使用する際には、一酸化炭素中毒に注意して下さい。
さもないと、私のようになりますよ。↓
コメント