【ドロップダウン撃退】冬キャンプのツーバーナー|カセットコンロ対策

CB缶 
CB缶

冬でも安心して料理がしたい人
「冬は寒すぎてガス缶が使えくなるって聞いたけど、本当なの?そんな時はどうしたらいい?何か対策はあるのかな?いろいろ教えてほしい」

こういった疑問にお答えします。

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冬キャンプを検討している人なら「冬のガス缶問題」は誰もが不安になりますよね。

ですが、実際に対策を調べてみても、

「正直、よくわからない…」

このように感じる方が多いと思います。

そのため今回は「冬キャンプでもツーバーナーやガス缶が使える方法」をお伝えします。

結論から言うと、冬キャンプではドロップダウン対策がとても重要です。

では『ドロップダウン対策』とは何なのか?

それを今から説明していきますね。

火が点かない原因は『ドロップダウン現象』

タフまる
タフまる

ドロップダウン現象とは、ガス缶が外気温によって冷やされ気化できない現象のことです。

つまり、

ガス缶の中にある液体状のガスが寒さで気化できないため、火が点かなくなるのです。

これがドロップダウン現象によって、ガスバーナーの火が点かなくなるメカニズムになります。

ガス缶が冷やされる要因は2つ

CB缶
CB缶
  1. 外気温が低すぎるので、ガス缶が冷たくなる。
  2. ガスが気化すると熱を奪うので、ガス缶が冷たくなる。

①の場合は、冬特有の症状です。

ですが、

②の場合は、ガス缶を長時間使用すると起こります。

例えば、夏にガス缶が使えるのは、長時間ガス缶を使用し、気化熱によってガス缶が冷たくなっても、外気温が高いので、すぐにガス缶が暖まるからです。

ですが、冬の場合は外気温が低いので、余計にガス缶が冷やされ、使用できなくなります。

では、どうしたら冬でもドロップダウン現象を抑え、ガス缶を使えるのでしょうか?

対策方法は2つあります。

ドロップダウンの対策方法は2つ

ツーバーナー|OD缶
ツーバーナー|OD缶
  1. 冬でも使える『寒冷地用のガス缶』を選ぶ
  2. 『ガス缶』自体を暖める

それでは、くわしく解説します。

①冬でも使える『寒冷地用のガス缶』を選ぶ

じつは、ガス缶の中に入っている『ガス』はすべて同じ種類ではありません。

このように『3種類のガス』が使われます。

ガスの種類沸点
ブタン(ノルマルブタン)-0.5℃
イソブタン-11.7℃
プロパン-42.09℃

(沸点とは、ガス缶にある液化状態のガスが、気化するのに必要な温度です。)

この中で、家庭用で使われるガス缶に含まれているガスはブタンです。

沸点は-0.5℃となっていますが、実際のキャンプ場で使うと、外気温が10℃以下だと使えなくなります。

そのため、ブタンが使われている家庭用のガス缶は、冬キャンプでは使わないようにしましょう。

家庭用のガス缶とは、こういったものです。

■どんなガス缶なら冬でも使えるの?

ガスボンベ

結論としては、イソブタンプロパンが入っているガス缶を使いましょう。

具体的には、こういったガス缶です。

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『CB缶』ならこのタイプ
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これらのガス缶であれば、イソブタンプロパンのどちらかが配合されているので問題ありません。

■『OD缶』と『CB缶』ならどっちがいいの問題

基本的に、OD缶(outdoor缶)のほうが外で使うことを前提で作られています。

そのため、丈夫な構造になっており、寒さに強いイソブタンやプロパンを多く注入できるのでおすすめです。

もう少し詳しく解説します。

OD缶(OutDoor缶)のメリット、デメリット
ルミエール|OD缶
ルミエール|OD缶
  • 缶自体が厚く丈夫なので寒冷地に強いガス(イソブタン・プロパン)を多く注入できる
  • 気圧が安定するので、火力も安定
  • 対応しているバーナーやランタンが多い
  • 値段が高い
  • アウトドア専門店でしか買えない
  • 廃棄処理が大変

値段は高いが、冬キャンプでの着火性能はバツグン。

それがOD缶です。

CB缶(Cassette Gas Bombe)のメリット、デメリット
寒冷地用CB缶
寒冷地用CB缶
  • 値段が安い
  • ホームセンターでも買える
  • 廃棄処理は簡単
  • 缶自体が薄いので寒さに強いガスをOD缶よりは注入できない
  • そのため高所や寒冷地に弱い傾向

値段は安いが、冬キャンプでの性能はOD缶に劣る。

それがCB缶です。

先ほども説明した通り、OD缶専用のツーバーなら、迷わずに寒冷地用のOD缶を使えば問題ありません。

ですが、

寒冷地用のOD缶を毎回買うのは、金銭的に…。

と思うなら、CB缶用のツーバーナーを検討するのもひとつですよ。

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私の経験則ですがCB缶でも、寒冷地用のCB缶であれば−2℃までは普通に使用できます。

そのため、

  • −2℃以上⇒寒冷地用のCB缶
  • −2℃以下⇒寒冷地用のOD缶

これがひとつの目安です。

※あくまでも私の経験則なので、心配なら寒冷用のOD缶を持っていきましょう。

②『ガス缶』自体を暖める

あとは、ガス缶自体を暖める方法もあります。

ガス缶は、気化熱によって長時間使い続けると、冷たくなります。

なので、その冷たくなったガス缶にホッカイロを当てると、暖かくなり火が安定します。

劇的な効果はないですが、火の勢いは戻ります。

注意点としては、直接お湯をかけてガス缶を暖める方もいますが、必要以上に暖めると爆発する危険もあるので、それは止めましょう。

また、CB缶であれば『直接缶を暖めるアイテム』もあります。

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これは家庭用のカセットガスに付いている装置です。

例えば、CB缶やOD缶のカバーは、単純にオシャレ要素が強いだけで、そこまで保温性能が高いわけではありません。

ルミエールランタン
ルミエールランタン

なので、こういったアイテムを使った方が、火力が安定しますよ。

まとめ

ツーバーナー
ツーバーナー

今回は【冬キャンプで火が点かない問題】これで解決『ツーバーナー対策』を解説しました。

まとめると、冬キャンプで火を点けるためには、以下の2点に気を付けましょう。

  1. 冬でも使える寒冷地用のガス缶を選ぶ
  2. ガス缶自体を暖める

特に、寒冷地用のガス缶を使うことが最も重要な対策です。

忘れずに準備して、冬キャンプに臨みましょう。

それでは、楽しい冬キャンプを。

P.S. 冬は一酸化炭素中毒にも注意が必要です。

【こうして私は一酸化炭素中毒になりました…】冬キャンプでの大失敗

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