
NANGAのシュラフが欲しい人
『冬キャンプでナンガを検討しています。でも見た目は同じなのに値段が違ったり、どれが防水シュラフなのかもわかりません。初心者でもわかりやすく説明してほしいな…』
こういった疑問にお答えします。
✔この記事でわかること
- ナンガシュラフの選び方がわかる
- 温度別でナンガのシュラフが選べる
- 冬キャンプおすすめナンガがわかる
ナンガは日本を代表するシュラフメーカーです。
最近ではその高品質なダウンを利用したアウターやコラボ商品も多数発売していて、キャンパーあこがれの存在。
特に、あの「日の丸マーク」がたまりませんよね。

ですが、そんなナンガのシュラフもいざ購入しようとおもったら、

オーロラとUDDって何が違うの?

温度がたくさん表記されているけど、どれを見たらいいの?
などなど。
初心者の方には選ぶことも一苦労です。
ですが、ご安心ください。
今回はそんな疑問も含めて、わかりやすいナンガの選び方とおすすめのシュラフをご紹介します。
✔この記事でわかること
【温度別で分かり易い】冬キャンプ用ナンガシュラフ10選+選び方

まずは、わかりやすいナンガシュラフの選び方を説明します。(先におすすめのナンガが知りたい方はこちらをクリック!)
それはこちらの3ステップです
- 目的地の温度を理解する
- 目的地の温度に合うシュラフを選ぶ
- 自分の好みと価格で選ぶ
大切なことは、必ずこの「順番」で決めることです。
①目的地の温度を理解する


目的地の温度っていわれても、行ったことが無いからわからないんだけど…。
そうですよね。
なのでそんな時は、こちらのサイトを使用して目的地の温度を検索してみましょう。
過去の最低気温などくわしく調べられます。
もしくは、行きたいキャンプ場のHPや実際に電話して店員さんに聞いてみることでも、目的地の温度はわかりますよ。
②目的地の温度に合うシュラフを選ぶ


目的地の温度はわかったけど、シュラフにはたくさんの温度が書いてあるから、どれを基準にするのかわからないんだけど…。
そうなんです。
ナンガのシュラフにはこちらの2つの温度表記があります。
かんたんに説明すると
快適使用温度⇒寒がりな人でも眠れる温度
下限温度⇒寒さに強い人が眠れる温度
となります。
そして、
ナンガのシュラフを選ぶ際には「快適使用温度」で選びましょう。
なぜなら、過酷な環境である冬キャンプでは何よりも「安全マージン」を確保することが大切だからです。
さらには、目的地の温度よりも-2℃~-3℃の快適使用温度で選ぶともっと暖かく眠れますよ。
③自分の好みと価格で選ぶ


温度で選んだあとは、自分の好みと予算で選んでも大丈夫?
はい、大丈夫です。
温度で選んだ後は、自分の好みと予算で選びましょう。
この段階ではどのシュラフを選んでも「寒さで眠れないという心配」はないので、自分の感性で選びましょう。
特にナンガのシュラフは永久保証があり、10年は使える耐久性もあります。
そのため、長きにわたり一緒にキャンプをしていく相棒になるので、自分が本当に好きなモデルを選びましょう。
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さあ、次からはこれらの選び方を踏まえて、温度別におすすめモデルを紹介していきます。
【-10℃~-8℃付近】冬山も可能なハイスペックモデル

これから紹介する3つの商品が、NANGAにおける登山を想定したハイスペックモデルになります。
厳冬期から海外高所登山まで可能な本格派モデルです。
①ナンガ (NANGA) UDD BAG 1000DX レギュラー YEL (イエロー)

■総重量:1,450g(羽毛量:1,000g)
■収納サイズ:直径21×41cm
■快適使用温度/下限温度:-9℃ / -16℃
■フィルパワー:スパニッシュダックダウン90-10% (770FP)
コチラはNANGAの本格派モデルです。
一番の衝撃はそのお値段。
¥71,500(Amazon)です。
しかしその性能はピカイチ。
羽毛自体に超撥水加工を施したUDDを1,000g使用。
その軽さ、暖かさ、快適さは正にNANGAの技術の粋を集めた本格派モデルです。※UDDとはウルトラ・ドライ・ダウンの略です。

②NANGA ナンガ オーロラライト 900DX レギュラー

■価格:¥66,000
■総重量:1,400g(羽毛量:900g)
■収納サイズ:直径21×41cm
■快適使用温度/下限温度:-10℃ / -19℃
■フィルパワー:スパニッシュダックダウン90-10% (760FP)
コチラはご存知NANGAのフラグシップモデル。
表面の生地にはシュラフカバーのいらないオーロラーテックスを使用しており、高い防水性を誇っております。
NANGAのオーロラシリーズはキャンパーの皆さんから大人気です。
その高い保温性は、冬キャンプの心強い味方になってくれます。
③ナンガ NANGA レベル8-23オーロラライト レギュラーサイズ

■価格¥94,600(Amazon)
■総重量:1,670g(羽毛量:1,000g)
■収納サイズ:直径21×41cm
■快適使用温度/下限温度:-13℃ / -23℃
■フィルパワー:フィルパワーUDDDX:スペイン産ダックダウン90-10%(770FP)超撥水加工
コチラはナンガの新発売モデルです。
極寒の気温を想定したオーロラライトの最高峰モデル。
ナンガの技術の結晶ともいえるシュラフであり、レベル8シリーズは今後のナンガを引っ張っていく存在になりそうです。

究極の選択『オーロラシリーズ』と『UDDシリーズ』の違いは?

オーロラとUDDは何が違うの?
そもそもオーロラとは『オーロラテックス』という防水性を高めたシュラフの表面生地のこと。
一方でUDDとは『ウルトラ・ドライ・ダウン』という超撥水加工を施した羽毛のことです。
なので
『防水性の表面生地』であるオーロラを選ぶのか?
もしくは、
『超撥水加工の羽毛』であるUDD選ぶのか?
という問題なんです。

結局冬キャンプにはどっちがいいの?
個人的には、
- 冬キャンプのみ⇒オーロラ
- 将来的に登山も検討⇒UDD
がよいと考えています。
くわしくは「NANGA直営店の店員さん」がUDDとオーロラの違いをお話ししているブログがあったので紹介します。
参考にしてみて下さい。↓
【-6℃~-4℃付近】4シーズン可能なオールラウンダー

お次は-6℃~-4℃のシュラフです。
このレンジが冬キャンプで、一番使い勝手が良いモデルになります。
④NANGA ナンガ UDD BAG(ウルトラドライダウンバッグ) 630DX

■価格:¥55,000(Amazon)
■総重量:1045g(ダウン量630g)
■収納サイズ:φ17×31cm
■快適使用温度/下限温度:-5℃/-10℃
■フィルパワー:ヨーロピアンダックダウン90-10%(770FP) 超撥水加工
こちらの商品はUDDの630DXです。
UDDとは先ほども説明した通り、NANGAの特殊な技術で、羽毛自体に撥水加工が施されたシュラフになります。
この温度帯では最軽量の商品なので、できるだけ持ち物を軽くしたい方にマッチします。

⑤NANGA オーロラライト 600DX レギュラーサイズ

■価格:¥55,000(Amazon)
■総重量:1100g(ダウン量600g)
■収納サイズ:φ17×31cm
■快適使用温度/下限温度:-4℃/-11℃
■フィルパワー:スパニッシュダックダウン90-10%(760FP)
コチラはフラグシップモデルのオーロラライト600になります。
先程のUDD630DXと価格は変わりません。
違いは羽毛の違いによる快適温度と重量の違いです。
ただ、その違いはごくわずかなものになります。

⑥NANGA オーロラ 750 レギュラーサイズ

■価格:¥47,300 + ¥1,540 配送料(Amazon)
■総重量:1,490g(ダウン量750g)
■収納サイズ:φ22×32cm
■快適使用温度/下限温度:-6℃/-14℃
■フィルパワー:スパニッシュダックダウン80-20%(650FP)
コチラはNANGAのオーロラシリーズになります。
一番の特徴はその価格帯です。
この温度帯の中で最安値となります。
もちろんオーロラシリーズなので、生地自体に撥水加工が施されています。
なのでシュラフカバーいらずです。
フラグシップモデルであるオーロラライトとの違いは重量になります。
したがって、重さを気にしないのであれば、おすすめな商品ですよ。
【±0℃付近】3シーズン対応モデル

±0℃付近の温度帯のシュラフは、冬キャンプで使用するには厳しいです。
ですが、本格的な冬用シュラフを購入すると他の季節には使用できないというデメリットがあります。
つまり、
「冬用」と「春夏秋用」でもうひとつシュラフが必要になるということですね。

でも、それだと余計にお金がかかるよね?
そうなんです。
そのため、一番コスパが高いのは下記の方法になります。
- あえて3シーズン用の羽毛シュラフを購入する
- 3シーズン用シュラフにプラスαの対策で冬を乗り切る
- 春夏秋はそのまま使う(夏はブランケットでもOK)
もちろん、今すでに3シーズンシュラフをお持ちの方であれば問題ないですが、その3シーズンシュラフが化繊シュラフの場合は重さと大きさの面で登山には不向きです。
そのため、将来的に軽登山も視野に入れるのであれば、コンパクトで軽量な「羽毛の3シーズンシュラフ」も検討の余地があります。
それでは、プラスαの対策も含めて「おすすめの3シーズンシュラフ」を紹介します。
⑦ナンガ UDD BAG 450DX レギュラー 寝袋

■価格:¥43,450(Amazon)
■総重量:825g(ダウン量450g)
■収納サイズ:φ14×30cm
■快適使用温度/下限温度:-0℃ / -5℃
■フィルパワー:スパニッシュダックダウン90-10% (760FP)
コチラはUDDモデルの450です。
この温度帯のメリットは夏も使えるということ。
特にUDDはその優れた撥水/透湿性によって夏でも蒸れません。
これが他のモデルにはない大きなメリットになります。

⑧NANGA(ナンガ) オーロラライト450DX BRW レギュラー

■価格:¥42,900(Amazon)
■総重量:865g(ダウン量450g)
■収納サイズ:φ14×30cm
■快適使用温度/下限温度:-0℃ / -5℃
■フィルパワー:スパニッシュダックダウン90-10% (760FP)
コチラはオーロラライトの450です。
冬の事を考えると防水性を備えたオーロラライトですが、夏を考えると透湿性を備えたUDD。
どちらにするかはあなたの好み次第ですね。

⑨NANGA ナンガ オーロラ 500STD レギュラー

■価格:¥38,500(Amazon)
■総重量:約1,150g(ダウン量500g)
■収納サイズ:φ21×28cm
■快適使用温度/下限温度:1℃ / -4℃
■フィルパワー:スパニッシュダックダウン80-20% (650FP)
コチラはオーロラ500になります。
『多少重くても、価格が安くて、防水性能があればいい』と思う方にはぴったりの商品です。
温度自体もオーロラライト450とほとんど変わらないので同じ目的で使用できます。

⑩(ナンガ)NANGA ミニマリズム 250

■価格:¥63,800(Amazon)
■総重量:約415g(ダウン量250g)
■収納サイズ:φ13×25cm
■快適使用温度:0℃
■フィルパワー:ハンガリー産シルバーグース95%(930FP)
「より小さく、より遠くへ」をコンセプトに開発された最高峰アルティメットモデル。
この重量とこのサイズは驚きの数字です。
それもそのはず。
930FPという最高級のダウンを使用。
さすがはアルティメットモデルですね。
ここからは先ほど説明した、3シーズンシュラフにプラスαをすることで、冬キャンプをすごす方法をかんたんに解説します。
3シーズンシュラフを冬キャンプで使う7つの方法
- シュラフを2重にする
- インナーシュラフを使う
- シュラフカバーを使う
- 湯たんぽを使う
- ホッカイロを使う
- コットを利用する
- カンガルースタイルを取り入れる
上記の方法で3シーズンシュラフでも冬キャンプができます。
基本的には、寒い時に服を重ね着するように「3シーズンシュラフに重ね着をしてあたためる」というイメージですね。
くわしくは「【組合せの科学】冬キャンプを3シーズンシュラフで過ごす方法」をご確認ください。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は冬キャンプにおすすめのNANGAのシュラフをご紹介しました。
まとめるとナンガシュラフの選び方は下記の3ステップです。
- 目的地の温度を理解する
- 目的地の温度に合うシュラフを選ぶ
- 自分の好みと価格で選ぶ
大切なことは『目的地の温度』に合うシュラフを選ぶこと。
特に寒がりの人でも安心な「快適使用温度」で選ぶのでしたね。
また、NANGAのシュラフに関しては
・UDDにするのか?
・オーロラシリーズにするのか?
この究極の2択が悩ましい問題です。
夏を考えるとUDDの透湿性がほしい。
しかしオーロラの防水性も捨てがたい。
もういっそのこと両方買う?
許されるなら、そうしたいところですね。(笑)
それでは、楽しい冬キャンプを。
P.S.人とは違うNANGAが欲しいなら↓
▶【限定NANGA比較】冬キャンプおすすめナンガのコラボシュラフ10選







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