
冬キャンプが心配な人
初めての冬キャンプなので、何に注意したらいいのか分かりません。経験者が失敗したポイントが分かると安心して準備できるのにな…。
こういった疑問にお答えします。
今回は『失敗から学ぼう!』と題して、私や他のキャンパーが経験した数々の失敗を紹介します。
特に、

冬キャンプに行きたいけど、何に注意したらいいのか分からない。
こういった人が安心できる「失敗集」をとりそろえました。
それではいってみましょう!
✔この記事の信頼性
【冬キャンプの大失敗】経験者が語る注意点と失敗8選【初心者必見】

まずは、私が失敗した事例を5つ紹介します。
正直、色々ありました。
私が失敗したのは、こういう状況でした。
私の失敗①『電源サイトで延長コードを忘れる』

これは冬キャンプに慣れたころにやってしまった失敗です。
電源サイトというのは、家庭用のコンセントが使えるキャンプ区画のことです。
価格は3,000円~5,000円程度となっています。
ちなみに、電源サイトは家族で冬キャンプをするならおすすめです。
なぜなら、
キャンプ場で『ホットカーペット』が使えるからです。

ホットカーペットは冬キャンプの必需品。
これがあれば冬キャンプにおける地面からの『底冷え』を軽減してくれます。
しかし、皆さん。
絶対に『延長コード』を忘れてはダメです。
なぜなら、
電源サイトにある電源コンセントはテントから距離があるため、延長コートが無いと届かないのです。
キャンプ場によってはレンタルできる所もありますが、2~3回のレンタル費用で元が取れるので、購入した方がお得です。
延長コードのポイントは3つ。
長さは10mあれば、全ての区画で安心です。
また、雨が降る可能性があるので、防水使用を選びましょう。
さらに、夜に目立つ色だと子供が転ぶ可能性が低くなります。
私のおすすめはこちらですね。

野外で使うことに特化した延長コードですよ。
「電源サイト=延長コード」忘れちゃダメ絶対!!
私の失敗②『凍てつく水の冷たさで、両手が・・・』

はい。2つ目は『水の冷たさ』における失敗です。
「・・・私はなめてました」
みなさん。冬場は本当に水が冷たいです。
特にキツイのは『食後の皿洗い』ですね。
想像してください。
冷え切った冬の夜に、食器を持って水場に向かいます。食器はたくさん。なぜなら、家族分ありますから。すでに耳が痛い。寒さで鼻も出ます。そんな状況で、蛇口をひねり、手を近づけ、水に触れてみると…
『ギャーッ』c(>_<。)ゞ*イタイ~

これは、本当に過酷な作業です。冬の水を舐めてはいけません。
したがって水場に、
『沸かしたお湯』と『ゴム手袋』を持っていくと効果的です。
また、最初から『食器を紙皿にする』こともおすすめです。
ソロはまだしも、ファミリーキャンプだと食器の量が多いので大変です。
今では100円ショップにオシャレな紙皿もありますので便利ですよ。
あと、お湯が使える『高規格』のキャンプ場もあるので、事前に確認してみて下さい。
冬は洗い物が少ない方がベター。できれば、紙皿を使うべし。
私の失敗③『底冷えで、夜、眠れず。・・・家族は熟睡』

「・・・これは本当に辛かった」
これは、私が初めて冬キャンプに行った時のことです。
冬キャンプの対策を事前に勉強して準備はOK。
電源サイトを予約して『ホットカーペット』も持ってきました。
そして、銀マットを敷いてコールマンで買ったシュラフも並べます。
さあ、寝よう!
って何これ。『ホットカーペット』の長さが足りない…。

そうなんです。
ホットカーペットを準備しましたが、広げてみると私の所までは届きません。
結局、一人だけはみ出して寝ることに…。
この時に初めて『底冷え』という寒くて眠れない地獄の体験をしました。
正直に言います。
冬場の冷気は本当にきついです。
なので、必ずカーペットのサイズも確認しましょう。
目安としてはこちらを参考にして下さい。
・2畳用寸法:175cm×175cm
・3畳用寸法:195cm×235cm
「電気カーペットを持っていくから」と安心してはダメ。サイズ的に家族全員が寝れるのか要確認。(またそのサイズがテントに入るかの確認も忘れずに)
私の失敗④『ストーブをつけたまま泥酔。危うく・・・』

これは、ソロキャンプでの出来事です
外が寒くなってきたので、テントの中に入りつつストーブをつけました。
そこでもお酒をのみ、寒くなったのでシュラフに入ってそのまま泥酔。
しかし、夜中にあまりの頭痛に目が覚めると、そこには点けっぱなしのストーブが・・・。

これは、本当に危険です。
幸いなことに途中で頭が痛くなり、たまたま起きましたが。
そのまま寝ていたら…。
じつは、テントの中で換気せずに暖房器具をつけたままだと『一酸化炭素中毒』になる危険があります。
そもそもメーカーはテント内での火気類は推奨していません。
そのため、火気類を使う時は小まめな換気と寝るときには必ず消す必要があります。
とはいえ、ソロキャンプでは油断してしまうことも…。
したがって、必ず一酸化炭素チェッカーも使いましょう。
値段もそこまで高くないので、命を守るためにも検討してみて下さい。

ちなみに、一酸化炭素の特徴を下記にまとめています。
- 無味、無臭
- 空気とほぼ同じ重さで強い毒性
- 軽度の頭痛、吐き気等からはじまり、その後、昏倒、致命傷
- 発生原因⇒酸素が少ない状況での不完全燃焼
詳しい対処法を知りたい方はこちらを↓
▶【こうして私は一酸化炭素中毒になりました…】冬キャンプでの大失敗
テント内での火気使用時は必ず換気を。特にソロキャンプは油断しがち。そのため、できる限り『一酸化炭素チェッカー』も使いましょう。
私の失敗⑤『翌朝、CB缶のガスが使えない』

これは、初めてのソロキャンプで経験しました。
ソロキャンプの翌朝。
朝の冷え込みで芝生一面に霜が降りています。
とても寒い。
「こんな時は暖かいコーヒー」
という事でガスコンロを使おうと思ったら「あれ?火が点かない」
いや、よく見ると若干は点いてますが火力が弱い。
しかし、これではまったくお湯が沸かせません。
結局、気温が暖かくなるまで火は使えませんでした…。

じつは、
家庭用のCB缶は推奨温度が10℃なので冬キャンプでは使えないのです。
したがって、冬キャンプではOD缶(outdoor缶の略)がおすすめ。
OD缶には通常用と寒冷地用の2つがありますので、冬キャンプでは寒冷地用のOD缶を購入しましょう。

ただし、OD缶は値段が高いです。CB缶の2倍~3倍の値段はします。
ですが、ここは節約しても火が使えなければ意味が無いので、必ず寒冷地用のOD缶を買いましょう。
しかし、皆さん朗報です。
CB缶にも寒冷地用があります。(当時の私は知りませんでした・・・)

厳密にいうと、-2℃より上の温度であればこちらの寒冷地用のCB缶でも大丈夫です。(ただし、雪中キャンプでは寒冷地用のOD缶を使いましょう)
冬キャンプは寒冷地用のOD缶推奨。どうしてもCB缶を持っていくなら寒冷用のCB缶を。(雪中キャンプを除く)
キャンパー達の失敗『やっちまった~!!』

ここからは、キャンパー達の失敗を紹介します。
⑥焚き火での失敗

寒いので焚き火に近づきすぎたら、大事なダウンジャケットに穴が空いた。
これは、よく聞く失敗ですね。
特に冬場は寒いので、より焚き火に近づきます。
そのため、火の粉が飛んでくる可能性が高くなるのです。
ですので、燃えにくい『綿素材の服』を着ることが大切です。
私も愛用していますが、ワークマンの『綿アノラックパーカー』は安くて、ガシガシ使えて便利ですよ。
⑦石油ストーブでの失敗

車で移動中に石油ストーブの灯油が漏れた。
これは私も失敗しました。
1ヵ月は車内の匂いが取れませんでした。
ストーブに関しては、正直、形にもよります。
私は2つ持っていますが、タンク分離型は灯油がこぼれ、タンク一体型はこぼれませんでした。


メーカーにもよるので、最終的には自己判断で確認をしてもらいたのですが、タンク一体型はこぼれないストーブが多いです。
ストーブの購入を検討しているなら、こちらの記事もご覧ください。↓
⑧水道の凍結による失敗

翌朝、起きて水を汲みに行ったら、蛇口が凍結していた。結局、キャンプ場の売店が開くまで何もできなかった。
これは、念のため準備した方がいいです。
注意点として、ジャグなどで確保した水をテントの外に放置しないこと。
外に放置すると、同じように凍りますよ。
水が使えないと、顔や手を洗ったりできないので、地味に困ります。
忘れずに準備しておきましょう。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、冬キャンプが心配な方に向けて『経験者の失敗』を紹介しました。
冬キャンプは、場合によって命の危険があります。
したがって、
私や他のキャンパーの失敗を踏まえて、冬キャンプの準備をしましょう。
また、キャンパーの失敗をリサーチしていくと、忘れ物がとても多いことに気づきました。
面倒ですが『持っていくものリスト』を作成し、出発前に最終確認するのがベストです。
さあ、準備は整いました。これで心置きなく冬キャンプに向かえますよ~!

いや~、正直まだ不安なんだけど…。
安心してください。そう感じる人は下記の記事をごらんください。
冬キャンプで必要な『寒さ対策』をすべてまとめました。↓
▶【冬キャンプ入門】寒さ対策のまとめページ【結論:初心者必須です】



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