タフまるの購入で悩んでいる人
「ソロキャンプで使えるバーナーを探しています。いろいろ探した中でタフまるが良さそうだけど、実際の使用感はどうなの?冬キャンプでも使えるの?購入する際に悩んだことは?いろいろ教えて!」
こういった疑問にお答えします。
この記事を書いた人
今回は、大人気のイワタニ「タフまる」の紹介をしていきます。
特にこんな人にピッタリの記事です。
さらに言うと、
タフまるも候補のひとつだけど、どのバーナーにしようか本当に悩んでいる…。
という人にぜひ読んでもらいたい内容です。
今回はこういった順番でお話しします。
- タフまるのスペック
- タフまるを選んだ経緯
- タフまるの魅力
- タフまるの残念ポイント
製品スペック
本体サイズ | 341(幅)×283(奥行)×129(高さ)mm |
ケースサイズ | 372(幅)×362(奥行)×136(高さ)mm |
重量 | 約2.4kg(ケース込重量:約3.9kg) |
カラー | ブラック |
ガス消費量 | 約236g/h(気温20-25℃のとき、30分間のガス消費量を1時間換算したもの) |
連続燃焼時間 | 約75分 (気温20-25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットボンベを使い切るまでの実測値) |
タフまるを選んだ経緯(3週間悩んだ…)
私はもともと家族で使える『コールマンのツーバーナー』を持っていました。
ちなみにこういった商品です。↓
このツーバーナーはデザインが気に入っていたのですが、サイズが大きいのと2口 コンロはソロキャンプではさすがに過剰なので、正直もて余していました。
そのため、ソロ用のバーナーを検討していたのですが、その時に考えていたことがこちら。↓
- ソロではツーバーナーは大きすぎる
- OD缶よりも安価なCB缶が使えるバーナーがいい
- どうせなら家でも使えるバーナーにしたい
つまり、
よりコンパクトで、値段も安あがりなCB缶が使えて、家でもキャンプでも幅広く使えるバーナー
これを探していました。
その時の候補がこちらの3点
イワタニのマーベラスは、
オシャレで使い勝手も良さそうだったんですが、いかんせん値段が高すぎました。
一方で、
SOTOの大人気レギュレーターストーブは、
持ち運びは手軽で最強ですが、クッカーを置くと不安定で目が離せない…。汗
結果、家でも安心して使えない。
なので、
値段も手頃で、かつクッカーや鍋を載せても安定していて、家とキャンプ両方で使える「タフまる」に決めました。
実際に1年以上使ってみた感想は、
「とてもいい買い物をした!」
ということ。
では、なぜそう感じるのか?
実際にタフまるを使い続けて分かった『魅力』をご紹介します。
タフまるの魅力(1年間使用レビュー)
これで冬キャンプもたくさん行きました。
そこで気づいた魅力がこちら。
①風に本当に強い
これには驚きました。
実際に何度も強風の中、タフまるを使いましたが、一度も火が消えることはありませんでした。
これは、タフまるが持つ「ダブル風防ユニット」と「多孔式バーナー」のなせる技です。
何ども強風で消えそうになっても、バーナーの一部は必ず火が点いており、それがまたバーナーの炎を、もとの大きさに戻してくれます。
なので、このバーナーは風が強い冬場でも安心して使えますよ。
②火力調整が簡単
これも大変助かるポイントでした。
やはり、火力調整が簡単にできるのはありがたいです。
最初は、焚き火の直火で調理もしていたんですが、火力調整がめんどくさくて、焚き火で調理することはやめてしまいました(あと、焚き火の煤でクッカーが汚れるので、それを洗うのが地味にめんどくさかった…)
なので、簡単に火力調整ができるのは魅力的ですよね。
③見た目が無骨でガシガシ使える
これは実際に使っている中で感じたことです。
やはり、無骨でガシガシ使えるタイプがキャンプには一番です。
なぜなら、バーナーはやはり汚れるんですよね。肉の油だったり、料理の具材を直接落としたり…。
そんな時に、もし「マーベラス」だったら、絶対にピカピカになるまで磨きます。
また、「SOTOのバーナー」だったら、小さいのでテーブルまで油まみれに。
ですが、この「タフまる」なら、そもそも真っ黒なので、汚れが目立たない。
しかも、そこそこ大きさもあるので(耐荷重20kg、ダッジオーブンもOK)、テーブルも汚れません。
やはり、キャンプで使うということは汚れることが前提なので、この無骨なタフまるがちょうどいいんです。むしろ、汚れすらカッコイイですよ。
あと、アクセサリーも豊富です
これは、イワタニだからこそのラインナップですね。
色々な料理に合うように用意されています。
ちなみに、私は網焼きプレートを購入しました。
冬の牡蠣を焼くのに最高ですよ~。
タフまるの残念ポイント
タフまるの残念ポイント。
それは『CB缶』であることです。
つまりは、冬キャンプでの『ガス問題』なんです。
え、どういうこと?
冬キャンプでは「普通のCB缶」は使えない
実は、家庭用で使われる普通のCB缶は、気温が10℃以下になると使えなくなります。
なぜなら、気温が低すぎるとCB缶の中の液体ガスが気化できなくなり、その結果、火が使えなくなるのです。
ちなみに、普通のCB缶とはこういったガス缶です。
じつは、私も最初の冬キャンプで失敗しました。
寒くなったのでお湯を沸かそうと思ったら、全然火力が強くならない。
むしろ火が消えかけている…。
まだガス管にはたくさん中身が入っているのになぜ火がつかないのか?
当時の私は「冬のガス缶問題」など、全く知りませんでした。
おかげで、寒いのに火が使えない地獄のキャンプを過ごすことに…。
皆さんはこのような失敗はしないように、必ず予備知識をもって冬キャンプに望みましょう。
こちらで冬のガス缶問題をまとめたので、参考にしてください。↓
ですが、冬のガス缶問題は「タフまる」だけの欠点ではありません。
CB缶のバーナー全ての欠点です。
基本的にCB缶よりもOD缶の方が、冬キャンプに向いています。なぜなら、OD缶はそもそも外で使われることが前提なので、缶自体の作りが丈夫です。
そして、作りが丈夫なので内圧が安定し、より寒冷地で使えるイソブタンガスやプロパンガスを注入することができます。
だから、OD缶の方が冬キャンプに向いているのです。
ですが、−2℃程度であれば寒冷地用のCB缶も使えるので安心してください。
※これは私の実体験ですが、それ以上の寒さや雪中キャンプでは寒冷地用のOD缶が安心です。
寒冷地用のCB缶とは前述のイソブタンガスやプロパンガスが配合されているCB缶のことです。
こういったCB缶のことですね。
寒冷地用のOD缶はこういったものです。
また、実は雪山でも使える『最強のバーナー』もあります。
将来的に「登山」も視野に入れているなら一度参考にしてくみてください。↓
他に残念ポイントはないの?
あとは、
五徳にクッカーを置くと滑りやすい
若干大きいのでバックパックキャンプやバイクツーリングを前提にすると重い
などありますが、そこまで大きな問題ではないですね。
バックパックやバイクツーリングが目的なら、SOTOのレギュレーターストーブを買いましょう。
どちらかというと「タフまる」は、車でのキャンプで荷物をそこまで減らす必要がない人や、快適に料理を楽しみたい人のためのストーブです。
その目的であれば、十二分に役割を果たしてくれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「タフまる」を一年間使ってみたレビューと、実際に購入に際して悩んだポイントを共有させてもらいました。
やはり「タフまる」は総合力が非常に高いバーナーです。
値段も、安定性も、また家でも使えて、アクセサリーも豊富。
一台あるだけで、どんな用途にも応えてくれる「使い勝手の良さ」が魅力です。
特に最近は、台風などの災害で万が一の備えも重要になってきました。
そんな時に、普通のCB缶で使えて、風にも強い「タフまる」は、そういった緊急事態を見越しても、たいへん役に立つアイテムです。
ぜひご検討ください。
それでは、楽しい冬キャンプを。
P.S 初めての冬キャンプにはこちらがおすすめ↓
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