
- そろそろ電源サイトを卒業したいなぁ…。
- 「電源なし」で冬キャンプをするには何が必要なの?
- でも、本当に「電源なし」で寒くないのかな?
こういった疑問にお答えします。
✔この記事を書いた人
私が初めて「電源なし」で冬キャンプをしたのは、キャンプデビューから半年後のソロキャンプの時でした。
「家族キャンプでは電源サイトを利用したけど、ソロだから大丈夫でしょ?」
こんな軽い気持ちで臨みました。
しかし、結果はこんな感じ。

「寒くて眠れない…」
正直、なめてましたね。
やはり、冬キャンプにはそれなりの知識と装備が必要です。
そこで今回は「電源なし」でも暖かくすごせる「知識」と「装備」を解説。
私が「失敗」から学んだノウハウを紹介しますね。
【祝:電源なし】冬キャンプを快適に過ごす冬用装備

「電源なし」で快適にすごすためには3つの寒さ対策を理解する必要があります。
そして、この3つの寒さ対策に適した「冬用装備」を準備すれば「電源なし」でも冬キャンプはできるのです。
以下にその装備をまとめています。
それではさっそく、この冬用装備を詳しく見ていきましょう。
①底冷え対策には「コット」

『底冷え対策』とは、地面からの冷気を遮断することです。
冬の地面は本当に冷たいです。
そして、この底冷え対策が不十分だと、寒さで夜中に何度も目が覚めます。

私も体験しましたが、あれは地獄でした…。
例えば、電源サイトでは、この底冷えを防ぐために「電気カーペット」を利用します。
ですが、『電源なし』冬キャンプの場合は「コット」を使います。
■コット

コットとは、簡易ベットのことです。
コットを使うと寝床が地面に直接ふれないので、地面からの冷気を遮断し、底冷えを軽減することができます。
これが一番かんたんな方法ですね。
そのため、多くのキャンパーは冬キャンプに「コット」を持っていきます。

でも、コットって高いでしょ?
正直、価格はピンキリですね。
例えば、Amazonなどで検索すると5,000円前後のコットもあります。
ですが、個人的には「激安コット」はおすすめしません。
なぜなら、
友人が買った5,000円のコットが、たった1日で壊れてしまったからです。
やはり、自分の体重を支える装備ですからね。頑丈なものがいいですよ。
私の経験では10,000円以上のコットだと作りもしっかりしていて安心できます。
こちらは私が実際に使ってみて、紹介できると感じた商品です。

軽量でコンパクトになり、かつ耐荷重も120kgありますので、耐久性もばっちりです。
なので、「初めてのコット」にはとてもおすすめですよ。
あと、下の記事で「コットを購入する際の考え方」をまとめています。
「コスパが高いコットがいいのかな?それとも高額でも頑丈なコットがいいの?」
迷っているなら一度参考にしてみて下さい。↓
▶【高品質VSコスパ】冬キャンプおすすめコット5選【結論:リセール重視】
また、

う~ん。それでもコットは高いから買いたくないな…。他に方法は無いの?
という人もいるかと。
安心してください。
じつは、とっておきの方法があります。
特に「できるだけ安くすませたい!」という方におすすめです。
なんと「無料」で手に入る「ダンボール」が便利なんです。↓
▶【コットなしの条件】冬キャンプで暖かく眠る3つの方法【無理は禁物】
②寝床対策には「冬用シュラフ」

次は寝床対策です。
寝床対策とはシュラフ内の温度を高めることです
これはズバリ『冬用シュラフ』を購入するということです。
冬用シュラフとは羽毛で作られたシュラフのことで保温効果が高く、冬でも暖かくすごすことができます。
しかし、一方で値段の高さがデメリット。

3シーズンシュラフしか持ってないけど、やっぱり冬用シュラフを買った方が良いのかな?
う~ん。そうですね。
例えば、電源サイトであれば『電気カーペット』を使うことで3シーズンシュラフでも快適に眠ることができます。
ですが『電源なし』であれば電気カーペットのような熱源が無いので、できるだけ体の熱を逃さない『保温効果が高いシュラフ』が必要になります。
そのため、
『冬用シュラフ』を購入する必要があるのです。
ちなみに、冬キャンプにはこういったシュラフが必要です。


じゃあ『冬用シュラフ』を持っていくとして、どうやって選ぶの?
それなら「失敗しないシュラフの選び方」を下の記事でまとめたので、参考にして下さい。↓
▶【失敗しないシュラフ特集】冬キャンプおすすめの冬用シュラフ/寝袋10選
また、

それでも冬用シュラフは買いたくないんだけど…。何か方法は無いのかな?
そうですね。
じつは、方法はあります。
基本的には「空気の層」をあえて作り出すことで保温効果を高め、暖かく眠る環境を作ります。
こちらの記事に詳しい方法をまとめています。↓
▶【組合せの科学】冬キャンプを3シーズンシュラフで過ごす方法
③幕内温度対策には「暖房器具」

最後は、幕内温度対策です。
幕内温度対策とは、テント内の温度を高めることです。
これはズバリ『暖房器具』のことです。
特に、ここではストーブに関して紹介します。
ストーブは『電源なし』サイトを利用する際に本当に心強い味方になります。
なぜなら、
冬キャンプはとても寒いので「いつまでも外にいること」ができないからです。
どんなに星がキレイでも、どんなに焚き火が楽しくても、冬の寒さは私たちの体温を確実に奪います。
そんな時にストーブがあるとテントに避難できるだけでなく、そのままテントの中でくつろぐこともできるのです。

しかも、テントの中で過ごす時間も楽しいですよ。
代表的なストーブは以下の3つになります。
その①:石油ストーブ

暖かさ | 重さ | 大きさ | 手軽さ |
---|---|---|---|
◎ | △ | △ | △ |
石油ストーブは、多くのキャンパーが支持する暖房器具です。
メリットは、その暖かさ。
一方で、デメリットは、少し重くて、持ち運びがメンドクサイことです。
ですが、家庭で使用しているストーブも使えますので、やっぱり便利ですね。
大型テントだと、このくらいの大きさのストーブが必要です。


石油ストーブはどうやって選んだらいいの?どれでも一緒なのかな?
いいえ。
じつは、石油ストーブを選ぶ際には大切なポイントがあります。
それは『ストーブの畳数=テントの大きさ』ではないということです。

ん?どういうこと?
つまり、
ストーブに標記されている火力の目安(木造17畳など)は、あくまでも「屋内」を基準にしたもので「屋外」を基準にしたものではないのです。
したがって、同じ広さでも、屋外だと「もっと大きな火力が必要」ということですね。
詳しい選び方とおすすめのストーブはこちらの記事にまとめています。↓
▶【結論:火力重視】冬キャンプおすすめ石油ストーブ5選+正しい選び方
その②:ガスストーブ

暖かさ | 重さ | 大きさ | 手軽さ |
---|---|---|---|
△ | ◎ | ◎ | ◎ |
ガスストーブは、もっとも手軽な暖房器具です。
コンパクトで軽量なので、持ち運びが本当にかんたんです。
ですが、テント全体を暖めるような『火力』はありません。
ここが、デメリットですね。
したがって、あくまでもガスストーブは、
手や足といった体の末端を暖めるための補助的な暖房器具になります。
そのため、石油ストーブを使いながら足元にガスストーブを使うなど、複合技で工夫されているキャンパーがたくさんいます。
私も使っていますが、このタイプが手軽で便利ですよ。

さらには、

もっとおしゃれな「ガスストーブ」は無いの?

もう少し暖かい「ガスストーブ」が欲しいな…。
という人には下の記事がおすすめです。
キャンパーが高評価したガスストーブをまとめています。↓
▶【高評価ガスストーブ】冬キャンプおすすめのガス暖房7選【ソロ必須】
その③:薪ストーブ

暖かさ | 重さ | 大きさ | 手軽さ |
---|---|---|---|
◎ | △ | △ | ✖ |
薪ストーブは、暖かく独特の雰囲気を味わえる暖房器具です。
一方で、デメリットは手間がかかること。
準備や片付けなど、とてもめんどくさいです。
ハッキリ言います。
正直、薪ストーブはおすすめしません
なぜなら、あまりにも手間がかかりすぎるからです。
ですが、これほど大変にも関わらず、薪ストーブを購入する人は増え続けています。

え?なんでみんな購入するの?
不思議ですよね?
実は、薪ストーブには、キャンパーを夢中にさせる「理由」があるのです。
答えが知りたければこちらの記事を。
一番大切なことは『覚悟』です。↓
ちなみに、窓が大きいタイプのこういった薪ストーブが人気ですよ。

ただし、

テント内で火気を使用すると「一酸化炭素中毒」が怖いんだけど…。
という方もいらっしゃるかと。
そうですよね。
基本的には、テント内での火気類(ストーブなど)の使用は厳禁です。
なぜなら、
空気の換気を行わないと「一酸化炭素」が大量に発生し、最悪の場合は「死の危険」があるからです。
ですが、ほとんどのキャンパーは「そうは言っても寒すぎる!」という理由で、テント内でストーブを使っています。

なので、これは本当に自己責任なのですが、きちんとした知識を身につけて安全に暖房器具を使える環境にしましょう。
そのため、

一酸化炭素ってそもそも何なの?

どうしたら防げるの?
そんな疑問をお持ちの方はこちらの記事をご覧ください。↓
▶【こうして私は一酸化炭素中毒になりました…】冬キャンプでの大失敗
じつは、
私は「一酸化炭素中毒」になりました。
これを読んで「どういった状況が危険なのか?」それを理解してみて下さい。↓
まとめ

いかがでしたでしょうか?
本日は『電源なし』冬キャンプに必要な冬用装備を紹介しました。
まとめると『電源なし』でも冬キャンプで快適にすごせます。
ただし、3つの寒さ対策に適した『冬用装備』を揃える必要があります。
- 『底冷え対策』⇒コットなど
- 『寝床対策』⇒冬用シュラフなど
- 『幕内温度対策』⇒石油ストーブ、ガスストーブ、薪ストーブなど
これらの装備を揃えることで、安心して冬キャンプに向かえますよ。

でも、家族分を購入するとなると予算が…。
そうですよね。
そこは私自身も本当に悩んだポイントです。
そのため、私から3つのアドバイスを。
これが1番コスパが高い買い方です。
まずは、ソロから小さく始めて、長く使えてリセールバリューが高い物を選ぶ。
この方法で試してみて、問題なければ少しづつ家族の分を揃えてみて下さい。
長い目で見たときに、損をしない買い方が大切ですよ。
それでは、きちんとした準備をして冬キャンプに向かいましょう!
P.S.冬キャンプには服装対策も大切です。

冬キャンプの服装はどうしたらいいの?
そんな人にはこちらの記事を↓
▶【秒でわかる】初心者が選ぶべき冬キャンプの服装【経験者の服装も公開】






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