
冬キャンプにホットカーペットを持っていく予定です。友人から「暖かくすごせる」と聞いたので。でも、普通に使って大丈夫かな?何か注意点とかあるの?色々教えてほしいな…。
こんな疑問にお答えします。
この記事を書いた人
冬キャンプで暖かくすごすための暖房器具。
それが『ホットカーペット』です。
おそらく多くの方が『家』でも使われていますよね。
しかし、残念なことに
『家』と『キャンプ』ではホットカーペットの使い方が少し違います。
したがって、正しい使い方を知らないと冬キャンプで寒い思いをすることに…。

そのため今回は『ホットカーペット』の上手な使い方と注意点を解説。
この記事を読めば初心者の方でもヌクヌクの冬キャンプが過ごせますよ。
【冬キャンプ初心者必見】ホットカーペットの上手な使い方

上手な使い方を知るためには、そもそもホットカーペットがどんな『寒さ対策』なのか知る必要があります。
結論としては『底冷え対策』です。
底冷え対策とは、地面からの「冷気」を軽減する対策です。
この底冷え対策が不十分だと、寒くて眠れない地獄の夜を過ごすことに…。
そして、この地面からの底冷えを防ぐために使うのが『ホットカーペット』です。
しかし、そのホットカーペットも普通に使ってはダメです。
大切なことは、
ホットカーペットの敷き方です。
結論としてはこちら。
- 地面
- ブルーシート
- テントグランドシート(テント)
- 銀マット(銀側が上向き)
- ホットカーペット
- ブランケットorラグ
この順番でホットカーペットを敷くのが効果的です。




冬キャンプではどんなにホットカーペットが暖かくても、地面からの冷気が強すぎるとその効果を発揮できません。
そのため、
ホットカーペットの下にマットなどを重ねることで『空気の層』を作りだします。
これを空気のミルフィーユといいます。
この空気のミルフィーユにより『保温効果』と『断熱効果』を高めることができます。
これがホットカーペットの「上手な使い方」になります。
ホットカーペットの注意点

ホットカーペットの注意点はこちらです。
- サイズ感の確認
- 電源サイトの上限W数
- 防水コードの使用
ホットカーペットの注意点①:サイズ感の確認

ホットカーペットをキャンプで使用する際には「3つの大きさ」を確認する必要があります。
- 実際のテントの大きさ
- ホットカーペットの大きさ
- 家族全員が眠れる大きさ
なぜなら、以下の問題があるからです。
実は、私も冬キャンプで失敗しました。
4人家族なのですが、2畳用のホットカーペットを持っていき、私だけ収まらず銀マットの上で寝ることに。
結果として、底冷えでまったく眠れない夜を過ごすことに。

そのため、サイズの確認は本当に大切です。
ホットカーペットのサイズ目安はこちら↓
・2畳用:175cm×175cm:家族3人
・3畳用:195cm×235cm:家族4人
ただし、
人数でサイズを合わせても、今度はテントに入りきらないこともあります。
そんな時に便利なのが『電気毛布』です。

電気毛布は、ホットカーペットの代わりにもなる『万能な暖房器具』です。
そのため、4人家族で3畳用のホットカーペットがテントに入らず、2畳用になったとしても、長さが足りない部分を「電気毛布で代用」することができます。
こんな感じですね。↓

特にSugiyamaの電気毛布は多くのキャンパーが愛用している超定番モデル。
私もこの商品を使っていますが、2年以上たっても壊れない丈夫なアイテムです。(Amazonレビューでは10年使っている猛者も)
しかも、値段はおてごろ価格。
一枚持っていると便利ですよ。

▶【電気毛布が最強】冬キャンプで本当に使える暖房は電気カーペットじゃない理由
ホットカーペットの注意点②: 電源サイトの上限W数


電源サイトでコンセントが使えるなら、同時に家電が使えるんだよね?
と思いがちですが、じつは電源サイトには上限W数があります。
そのため、
ホットカーペットと同時に別の電化製品を使うとブレーカーが落ちる可能性があるのです。
したがって、上限W数のことは頭に入れておきましょう。
ちなみに、一般的な電源サイトの上限W数は1,000W~2,000Wとなります。
場所によっては、W(ワット)ではなくA(アンペア)で表記されますので、下の表を目安にしてください。↓
A(アンペア) | W(ワット) |
---|---|
10A | 1000W |
20A | 2000W |
30A | 3000W |
また他の暖房器具を使うなら、こちらが目安です。↓
暖房器具 | A(アンペア) | W(ワット) |
---|---|---|
電気カーペット | 8A | 800W |
電気毛布 | 0.4A | 40W |
電気ストーブ | 10A | 1000W |
こたつ | 6A | 600W |
もっと正確に知りたければ、
お持ちの暖房器具の裏側などにW数が記載されているので確認してみてください。
仮にブレーカーが落ちてしまった場合、電源サイトでは隣のサイトとブレーカーを共有する場合があるので、うっかり隣の電気も消してしまうことに…。
これは本当に気まずくなりますよ。
そのため、しっかりと上限W数の管理もしていきましょう。

ちなみに、電源サイトには何を持っていけばいいの?
それはこちらの記事でまとめています。↓
▶【電源サイトの必需品】冬キャンプで必要な持ち物7選【初心者必須】
ホットカーペットの注意点③:防水使用の延長コードも忘れずに

電源サイトには『延長コード』が必要です。
なぜなら、
電源コンセントとテントまでは距離があるので、通常のコードではテントまで届かない可能性があるからです。
こんな感じです。↓

基本的には、
- 長さは10m
- 雨天を想定した防水使用
- 夜間に目立つ色
これを押さえておけば大丈夫です。
特に、夜間に目立つ色でないと子供が転んでしまうんです。
私も転びましたが(笑)
おすすめはこちらのモデル。
条件が全て揃っていますよ。↓

ホットカーペットの『メリット』と『デメリット』

ここまでは、ホットカーペットの使い方と注意点を説明してきました。
ここからは、ホットカーペットを使う『メリット』と『デメリット』について説明します。
■ホットカーペットのメリット

ホットカーペットのメリットは3つです。
- 『こたつ』でさらに暖かくすごせる
- 実はコストが安い
- おしゃれなサイトになる
メリット①:『こたつ』でさらに暖かくすごせる


え?キャンプでも『こたつ』を使うの?
そうなんです。
じつは、冬キャンプの『こたつ』は人気上昇中のスタイル。
なぜなら、メチャメチャ快適だからです。
寒い冬のテントでも、靴を脱いで『こたつ』に入りゴロゴロする。
ーーあたたか~い。
外は本当に寒いので、もう『こたつ』から出られません。
これは中毒性がありますよ。
そして、
その『こたつ』がホットカーペットで簡単に作れちゃうのです。
- ホットカーペットのラグの上に、テーブルを載せる。
- その上にシュラフかブランケットを被せる。
- その上にテーブルの天板か、すのこを載せる
- 熱源はホットカーペットのみでOK
これで完成。
詳しい作り方はこちらの記事を参考にしてください。↓
▶【10秒で作れる!】冬キャンプで超快適な『こたつ』と人気の理由
メリット②:じつはコストが安い

正直、ここが一番伝えたいポイントです。
じつは、ホットカーペットを使うとコストが安くすみます
なぜなら、
高額な冬用シュラフが必要ないからです。
ホットカーペットを使うとそれだけで暖かいので「3シーズン用のシュラフ」でも眠れます。
我が家では、3シーズン用のシュラフと保険として人数分の毛布を持っていきます。
ですが、子供たちは毛布を掛けると寝汗がひどいので、夜中には毛布を外しています。
それぐらい暖かい環境なので、高額な冬用シュラフを買う必要が無いのです。
もちろん、電源サイトの使用料金は上乗せでかかりますが、それでも2千円~3千円くらいです。
しかし、
家族分の冬用シュラフを購入すると10万円以上かかります。
当然、最初からそこまでの出費は難しいですよね。
だから、コストを抑えるためにホットカーペットをおすすめしているのです。
※もちろん3年以上の長いスパンで見れば冬用シュラフも検討の余地があります。
メリット③:おしゃれなサイトになる

これはホットカーペットを使うからではなく、その上におしゃれなブランケットやラグを敷くことで可能になります。
特に冬キャンプには『部族柄』のブランケットやラグがおすすめです。
特に大人気の『エルパソ』がいいですね。
私も使っていますが、これ一枚でサイトの雰囲気が一変しますよ。


さらに、ラグやブランケットを検討するならこちらの記事を。
冬キャンプおすすめのブランケットをまとめています。↓
▶【民族柄の美術館】冬キャンプおすすめラグ8選+魅せるポイント
▶【おしゃれ度NO.1】冬キャンプにおすすめのブランケット6選
■ホットカーペットを使うデメリット

私が思うに、ホットカーペットを使うデメリットはひとつだけ。
それは、
『好きな場所』でキャンプができない
と言うことです。
冬キャンプでホットカーペットを使用するなら、電源サイトを使うしかありません。
しかし、それだと行先が電源サイトがあるキャンプ場のみになります。
そのため、例えば『湖畔のキャンプ場』や『川辺のキャンプ場』なども、電源サイトがないと行くことができません。

これが最大のデメリットかと。

でも、本当に電源サイトしか行けないの?
安心してください。方法はあります。
それがこちらです。
- コットや冬用シュラフなどの適切な『冬用装備』を揃える。
- 『ポータブル電源』と『電気毛布』を揃える
つまり、
適切な『冬用装備』を購入して好きな場所で暖かくすごす。

もしくは、
『ポータブル電源』を購入して『電気毛布』で暖かくすごす。
この2つの方法があります。
冬用装備を購入して『脱:電源サイト』を目指すならこちらの記事を参考にして下さい。↓
▶【祝:電源なし】冬キャンプを快適に過ごす冬用装備【結論:無敵です】
さらには、

そもそも、ポータブル電源で『ホットカーペット』は使えないの?
という疑問もあるかと。
そうなのです。
実は、ポータブル電源でホットカーペットを使うことは難しいです。
なぜなら、ホットカーペットは使用電力が大きいので、ポータブル電源を大容量にする必要があるからです。
ですが、ポータブル電源の大容量モデルは高額です。
それこそ10万円以上します。そのため、現実的ではないのです。
しかし、電気毛布であれば大丈夫。
10万円以内で購入できるポータブル電源でも使用することができます。
おすすめはこちらのポータブル電源です。

メーカー保証も手厚いので安心ですよ。
また、最近ではポータブル電源を災害時の緊急用電源として購入する方も増えています。
万が一に備えることも大切ですね。
おしゃれで保証が手厚いポータブル電源はこちらでまとめています。↓
▶【手厚い保障を重視】冬キャンプおすすめのポータブル電源5選
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は『ホットカーペットの上手な使い方と注意点』を説明しました。
ホットカーペットを使用すると、安全で暖かくコストも抑えられます。
ですが、「敷き方」を工夫する必要がありましたね。
- 地面
- ブルーシート
- テントグランドシート(テント)
- 銀マット(銀側が上向き)
- ホットカーペット
- ブランケットorラグ
この順番が大切です。
また、こちらの注意点もありました。↓
- サイズ感の確認
- 電源サイトの上限W数
- 防水コードの使用
あとでもう一度見直してみて下さい。
それでは、楽しい冬キャンプを!!

ホットカーペットの使い方はわかったけど、それ以外の「寒さ対策」も必要なの?
結論:必要です。
特に『石油ストーブ』がおすすめですね。
石油ストーブに興味がある方はこちらの記事も参考にして下みてさい。↓
▶【価格・燃費比較】石油ストーブのおすすめ6選【冬キャンプ初心者向け】
今回紹介した商品はこちら。




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