冬キャンプで使える石油ストーブを探しています。その中でトヨトミのギアミッションシが良さそうだと思ったんだけど、実際のところはどうなの?使用者の率直な感想が知りたいな…。
こういった疑問にお答えします。
✔この記事を書いた人
2019年にトヨトミから発売されたギアミッションシリーズ。
その無骨なデザインが男性キャンパーの心を鷲掴み。
あまりの人気のため、頻繁に売り切れ状態が続いています。
そのため、
次こそは購入する!!けどその前に「使用者レビュー」を確認したい!
今回の記事は、こんな人におすすめの内容です。
特に、この記事ではソロにおすすめの反射型石油ストーブRS-GE23(G)を紹介します。↓
ちなみに、
私はこのストーブを冬キャンプで合計30回以上、家でも3年間以上使っていたので、その使用感を解説していきますね。
今回の内容はこちら。
- ギアミッションのスペック
- メリットとデメリット
- ギアミッションシリーズの評価
- あると便利なアイテム
それでは解説していきます。
ギアミッションRS-GE23(G)のスペック
- 暖房出力:2.25kW~1.91kW
- 乾電池別売:単2(4本別売)
- 寸法(置台を含む)高さ×幅×奥行き(mm):446X422X330
- 質量(Kg):約6.6
- 適用畳数:コンクリート8畳、木造6畳
- 機能:電子点火、ニオイセーブ消火、対震自動消火装置、消臭リング、こぼれま栓、楽 ロック
- 希望小売価格:15,000 円(税抜)
ギアミッションRS-GE23(G)のメリット
実際に、このストーブを3年間使ってみて感じたメリットは3つです。
- 見た目が唯一無二
- ソロキャンプにちょうどいい
- 家でも使いやすい&おしゃれ
メリット①:見た目が唯一無二
これは、贔屓目に見ても感じるところです。
こんな無骨でキャンプ向きのカラーリングはなかなかありませんよね。
特に、パップテントやカーキ色のテントでの相性は抜群です。
そのため、見た目に惹かれた皆さん。
安心して下さい。
見た目に関しては予想を下回ることはありませんよ。
私も3年前に購入して、商品を段ボールから出した時の感動は、今でも忘れていません。
「うわぁぁ、カッコイイ!!」
期待以上のストーブが届きますよ。
メリット②:ソロキャンプにちょうどいい
実は、キャンプで使う石油ストーブには「選び方」があります。
結論だけ言うと、
石油ストーブの「火力」とテントの「大きさ」を合わせる必要があります。
しかし、これは結構難しい。
なぜなら、
一般に売られている石油ストーブは「適用畳数:コンクリート8畳、木造6畳」などのように屋内基準だからです。
そのため、壁に囲まれていることを前提とした屋内基準を、そのまま「屋外のテントの大きさ」に当てはめると「ストーブを使っているのに暖かくならない…」といった火力不足の問題がおこります。
これは、よくある冬キャンプの失敗のひとつです。
野外のテントは屋内と違って、外からの冷気が入ってくるので、それを計算しないといけないのです。
じゃあ、どうやって選ぶの?
結論としては『火力』で選びます。
標記されている「サイズの目安」が当てにならない以上、火力で判断するしかないのです。
実際には、
ファミリーキャンプ用の大型テントなら【6.00KW以上】
ソロキャンプ用の小型テントなら【2.00~3.00KW】
この火力があれば大丈夫です。
ちなみに、
このギアミッションRSGE23(G)は2.25kW~1.91kWの火力です。
そのため、ソロキャンプにピッタリのストーブなのです。(2~3人用のドームテントにも合います)
メリット③:家でも使いやすい&おしゃれ
これも大切なメリットです。
やはり、
石油ストーブを買うのであれば、キャンプだけではもったいないですよね?
キャンプで使いつつ、家でも使う。
そうすることで、
今まで暖房を使っていたのであれば『電気代の節約』にもなります。
私の場合は、まさにそうで、石油ストーブを購入したので、暖房を使わなくなり、約2年で購入金額の元が取れる計算になりました。
私の家の場合はこんな感じです。
とてもおしゃれで気に入っています。
ギアミッションRS-GE23(G)のデメリット
このストーブのデメリットは1つだけです。
それは、
タンク分離型なので、移動時には灯油を抜く必要がある
ということです。
これが最大のデメリット。
ちなみに、タンク分離型とは、このようにタンクと本体が分かれているストーブを指します。
この灯油を抜く作業があるので、候補から外す方もいるかと。
しかし、断言します。
それは、もったいない!
実際に、このストーブを3年以上使用し、かつキャンプでも30泊以上使用した経験から言うと、
慣れれば、作業時間は5分です。
たった5分です。
それでこの「唯一無二」のカッコよさを持つストーブを諦めるのはもったいない。
しかも、作業は結構かんたんなのです。
そのため今回は、その作業も写真で解説します。
21枚の写真で分解作業を解説
時間がかかる様に見えますが、所要時間はわずか5分です。
さすがに3回ぐらいやると慣れるので、高速でこの作業をこなします。
結局、翌日はテントを乾かす時間も必要なので、その間に分解をしてしまえば、そこまでの負担は感じません。
まあ、それでも
やっぱりめんどくさい
という人もいると思うので、最終的には個人の好き嫌いで判断してもいいかもしれませんね。
その他のギアミッションシリーズ
ここからは、今回紹介したギアミッション以外のギアミッションを紹介します。
大型テントにぴったりKS-GE67(G)
こちらは、ギアミッションで一番人気のストーブKS-GE67(G)です。
その最大の特徴は【暖房出力:6.66kW】という高火力になります。
このストーブさえあれば、どんな大型のテントでも暖かく過ごせます。
ファミリーで使うなら絶対におすすめするストーブです。
レインボーストーブのギアミッションVer. RR-GE25(G)
こちらのストーブは、ソロキャンプやデュオキャンプ用に作られたとされるストーブRR-GE25(G)です。
もともとは、
トヨトミのレインボーストーブが原型
暖房出力:2.50kW~1.25kWなので、ソロキャンプにピッタリの火力です。
ですが、正直これはおすすめできません。
なぜなら、
反射板が付いていないので、ストーブの前方が暖かくないからです。
このRR-GE25(G)は対流式なので、ストーブの上方しか暖かくならず、ストーブの前方には熱を放射しません。※対流式とはストーブの上方に暖かい空気を送り、テント全体をじんわり暖めるタイプです。
しかしそれだと、ソロでは寒く感じてしまうんですよね。
そのため、
ソロキャンプであれば、今回紹介している反射式の【タンク分離型ギアミッション】がおすすめですよ。
その他の詳しいギアミッションの情報はこちらです。↓
あとは、コヨーテカラーも販売しています。
このアイテムもあると便利
ここからは、ストーブと一緒に冬キャンプに持っていくと便利なアイテムを紹介します。
①ストーブファン
こちらはストーブファンです。
実は、冷たい空気よりも暖かい空気の方が軽いので、ストーブによって暖められた空気は上の方に溜まりやすくなります。
一方で、冷たい空気は下の方に溜まるので、空気の層ができやすいのです。
そのため、このストーブファンを使うと、暖かい空気がきちんと循環して、より効率的にテントの中を暖めてくれます。
ソロキャンプでも、天井が高いワンポールテントの時に重宝しますよ。(有名なサーカスなどですね)
②一酸化炭素チェッカー
こちらは、テント内で暖房を使うなら、必ず準備しておきたいアイテムです。
油断すると一酸化炭素中毒になります。
一酸化炭素とは灯油やガソリンなどの燃料を燃やした時に発生する「有毒ガス」のことで、少量なら問題ありませんが、大量に摂取すると吐き気や頭痛などの中毒症状を起こします。
そして「無味無臭」なので、人間は中毒症状が出てからしか気づくことができません。
ちなみに、
私は『一酸化炭素中毒』になりました。
「どういった状況が危険なのか?」
詳しくはこちらを参考にして下さい。↓
▶【こうして私は一酸化炭素中毒になりました…】冬キャンプでの大失敗
③ヒューナースドルフ ポリタンク
こちらは、ヒューナースドルフのポリタンクです。
これは、「ギアミッション専用のポリタンクでは?」と思うほどピッタリな商品。
1泊であれば必要ありませんが、2泊以上するなら「ヒューナースドルフのポリタンク」で十分です。
せっかくギアミッションで無骨に決めているのに赤色のポリタンクだと雰囲気に合いませんからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、トヨトミのギアミッションのレビューを紹介しました。
まとめると
【反射式石油ストーブGEAR MISSION RS-GE23(G)】はソロキャンプにピッタリのストーブです。
火力もソロテントにちょうどよく、反射式なので前方が暖かい。
ただし、灯油を抜く手間があるので、時間にして約5分をどう考えるかですね。
あとは、家で使うのも最高におしゃれ。電気代も浮くので経済的です。(費用も回収しやすい)
また、
ほとんど持っている人がいないので、まわりとカブることもありません。
ぜひ、検討してみてください。
P.S. 暖房器具ならこちらもおすすめです。↓
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