【冬でもパップテントで大丈夫?】冬キャンプを快適に過ごす方法

ソロベース

冬のパップテントが心配な人
「冬キャンプをパップテントですごす予定です。でも、本当にパップテントで大丈夫かな?寒くないの?経験者のリアルな話を聞きたいな…」

こんな疑問にお答えします。

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パップテントは無骨な見た目から、ソロキャンパーに大人気のテント。

ですが、その大人気なパップテントも冬キャンプとなると、

スカートがついてないけど寒くないのかな…。

こう不安に感じる人もいらっしゃるかと。

そこで今回は、

パップテントで何度も冬キャンプを経験している筆者が「冬のパップテント活用術」をご紹介。

ちなみに、結論から。

結論:冬でもパップテントで大丈夫です。

では、なぜ大丈夫なのか?

その『理由』『具体的な対策』を解説していきますね。

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パップテントで快適に過ごせる「理由」

ソロベース
バンドック ソロベース

パップテントで快適にすごせる理由。

それはスカート無しの欠点を冬用装備で補えるからです。

具体的に説明すると、スカート無しの欠点とはテントの下から冷気が入ることによる「保温性能の低下」です。

そのため、

テントの中が寒くて眠れない…。

これが、考えられる最悪の展開です。

ですが、安心してください。

これから解説する冬用装備をそろえれば、スカートが無いパップテントでも暖かく過ごすことができます。

その装備はこちら

  1. コット
  2. マット
  3. 冬用シュラフ
  4. ストーブ

それでは、くわしく解説していきます。

パップテント用 冬装備①:コット

コット

コットはパップテントでは欠かせない装備。

なぜなら、

地面からの底冷えを軽減できるからです。

コットとは「簡易ベッド」のこと。

コットを使うと地面に直接ふれないので、底冷えを軽減することができます。

冬の底冷えは想像以上です。

私も冬キャンプ初心者のときに「冬の底冷え」を体験しましたが「眠たいのに背中が寒くて眠れない!」という地獄の夜を過ごすことに…。

そのため、冬キャンプでは「コット」が必要になるのです。

おすすめのコットはこちらの2つです。

ちなみにコットの購入には「注意点」があります。

それは「安すぎるコット」は買わないこと。

私の友人は5,000円のコットを買ってしまい1日で壊れてしまいました。

「ち~ん」

このように値段が安いコットは一見すると財布には優しいですが、コットは全体重を長時間支える装備なので、堅牢なものでないと結局のところ出費が増える可能性があります。

さらには、いざ「コットを買おう!」と考えた時には、

高額で品質も高いヘリノックスのコットにすべきか?

それともコスパで選ぶべきか?

こう悩む方が多いです。

ですが、結論コットは「リセールバリュー」で選ぶべきです。

それが一番「失敗しない選び方」になりますよ。

コットで悩まれている方は「【高品質VSコスパ】冬キャンプおすすめコット5選【結論:リセール重視】」をご確認ください。

もしくは、

コットは高いから手が出せないよ…。他の手段はないの?

という方もいらっしゃるかと。

結論から言うと手段はあります。

具体的には3つですね。

  1. マットを2重にする
  2. エアーマットを使う
  3. 電源サイトを使う

この3つの中では「マットを2重にして底冷えを軽減する方法」が値段も安くておすすめですよ。

特に、ゆるキャン△でも紹介していた「無料のダンボールを利用する方法」が、一番コスパが高いです。

コットなしの冬キャンプに興味がある方は「コットなしの条件】冬キャンプで暖かく眠る3つの方法【無理は禁物】」をご確認ください。

パップテント用 冬装備②:マット

続いての、冬用装備はマットです。

え?コットがあるのにマットも必要なの?

と思われた方もいらっしゃるかと。

実は、コットだけでは冬の底冷えを軽減できません。

なぜなら、

コットと地面とのあいだの空間に「冷たい空気」が入り込むからです。

その空間に入りこんだ冷気は、コットの布一枚では防げません、

そのため、コットの上にマットを重ねることで、その冷気を遮断するのです。

さらには、

マットの上にブランケットを敷いて、その上にシュラフを敷くのが、もっとも安全なスタイルですよ。

ナンガ

おすすめはこちらのウレタンマット。

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たとえば、

マットはキャンプ場で使うのみ!

という方なら、多少かさばりますが、このようなウレタンタイプがおすすめです。

マット選びで大切なことは「厚さ8mm」以上のマットを選ぶこと。

なぜなら、

8mm以下のマットでは、断熱効果が弱く冷気を軽減できないからです。

そうなると、寒くて眠れない夜を過ごすだけでなく、新たに買い直す必要性も出てきます。

ちなみに、何も考えずに購入した私は買い直すことに…(泣)

マットの購入でお悩みの方は「【結論:厚さ8mm以上】冬キャンプでおすすめの銀マット6選」をご確認ください。

もしくは、

将来的に登山にも行きたいので、軽量でコンパクトなマットの方がいいな。

という方には「エアーマット」がおすすめです。

もちろんエアーマットには、

パンクが怖い…。

という意見もありますが、正しい使い方をすればパンクは軽減できます。

それよりも「荷物が軽くてコンパクトになる」というメリットが、登山家に選ばれる理由です。

くわしくは「▶【R値を徹底比較】冬キャンプで使えるソロ用エアーマット5選」をご確認ください。

パップテント用 冬装備③:冬用シュラフ

ナンガ

コットとマットの次に必要な装備は、

『冬用シュラフ』です。

冬用シュラフとは羽毛で作られたシュラフのことで、寒い冬でも暖かく眠れます。

特に、パップテントはスカートが無いので、テントの下から冷気が入り込みテント内の温度が下がります。

そのため、

冬用シュラフでシュラフ内の温度を高めることで、テント内が寒くても暖かく眠ることができるのです。

注意点として、冬用の羽毛シュラフは濡れると保温性能が下がります。

テント内の「結露」が濡れの原因ですが、これが一番危険です。

夜中に寒くて目が覚めるとシュラフが「びちょびちょ」だった!!

というのはよく聞く話。

そのため以下の対策のうち、どちらかを選ぶ必要があります。

  1. 防水の冬用シュラフを選ぶ
  2. シュラフカバーを購入する

基本的には、まだ冬用シュラフを購入していない方は「防水シュラフ」の購入がおすすめです。

結局、シュラフカバーまで購入すると、最初から防水シュラフを購入するのと金額はあまり変わりません。

そのため、まだ冬用シュラフをお持ちでないなら、最初から防水シュラフを購入した方がいいですよ。

防水シュラフのおすすめはこちらです。↓

でも、冬用シュラフって選び方が難しいんだよね。

という方には下記の記事を。↓

【失敗しないシュラフ特集】冬キャンプおすすめの冬用シュラフ/寝袋10選

冬用シュラフは高い買い物なので「あっちを買っておけばよかった!」という失敗は防ぎたいところ。

そのため、できる限りわかりやすく解説しました。

※注意。でも話が長いです。

シュラフカバーも「ナンガ」がおすすめ

こちらは私も愛用しています。

値段もそこまで高くないので、シュラフカバーを購入するならおすすめですよ。

ナンガシュラフカバー

ちなみに、

でも、シュラフカバーまで買うのはちょっと…。

という人には「化繊の3シーズンシュラフ」でも代用できます。

化繊シュラフとはポリエステルで作られたシュラフのことで、濡れに強いのでシュラフカバーと同じような役割を果たしてくれるのです。

こんな感じですね。↓

ナンガシュラフ

このやり方はシュラフ内がさらに暖かくなるのでおすすめですよ。※ただし、荷物がそのぶん増えます。

もちろん、

いや、そもそも冬用シュラフが高くて買えないんだけど…。

という方には『組合せ』でも乗り切れます。

具体的には、以下の7つの組み合わせが重要ですね。

  1. シュラフを2重にする
  2. インナーシュラフを使う
  3. シュラフカバーを使う
  4. 湯たんぽを使う
  5. ホッカイロを使う
  6. コットを利用する
  7. カンガルースタイルを取り入れる

パッと見て、

なんか大変そう…。

と腰が引けますが、けっこうかんたんなお話です。

しかも、

この対策なら今お持ちの3シーズンシュラフでも冬キャンプができますよ。

くわしくは下の記事をご確認ください。↓

▶【組合せの科学】冬キャンプを3シーズンシュラフで過ごす方法

パップテント用 冬装備④:ストーブ

ギアミッション

最後は、ストーブになります。

ストーブは、テント内を暖めるのに適した暖房器具です。

パップテントはスカートが無いので、冷気が入り込み、テント内はめちゃめちゃ寒い。

そのため、ストーブのような暖房器具がないと、テントの中で暖かくすごせません。

もちろん、

テントは寝るだけなのでストーブは必要ないよ。

と考える方もいらっしゃるかと。

ですが、

冬キャンプの暖房無しは、みなさんの想像以上に過酷です。

例えば、焚き火も暖かいのですが、それは手をかざしている部分だけで、体全体が暖かいわけではありません。

そのため、焚き火は焚き火で暖まる。

そして、テントの中にストーブを置いてさらに暖まる。

これが、一番暖かく過ごせる方法です。

ストーブ

じゃあ、どういったストーブを選んだらいいの?

パップテントで使いやすいストーブは3つです。

  • 石油ストーブ
  • 薪ストーブ
  • ガスストーブ

そして、各ストーブには以下の特徴があります。

暖かさ重さ大きさ手軽さ
石油ストーブ
薪ストーブ
ガスストーブ

くわしく見ていきましょう。

パップテント暖房器具:①石油ストーブ

暖かさ重さ大きさ手軽さ
石油ストーブ

石油ストーブは最もバランスがとれた、暖房器具です。

テント内がとても暖かくなり、そこまで手間もかかりません。

そのため、多くのキャンパーが愛用中。

私も、愛用しているのは石油ストーブです。

なぜなら、キャンプだけでなく家でも使えるからです。

それにより、家の電気代が下がるので、購入費用も長い目でみれば回収できます。

私は2年で回収できました。

そのため、

石油ストーブを検討しようかな?

それなら「【価格・燃費比較】石油ストーブのおすすめ6選【冬キャンプ初心者向け】」をごらんください。

石油ストーブを選ぶ際の「失敗しないポイント」をまとめています。

パップテント暖房器具:②薪ストーブ

薪ストーブ
暖かさ重さ大きさ手軽さ
薪ストーブ

薪ストーブは、とても暖かいですが、それ以上に手間がかかります。

なので、個人的にはおすすめしません。

しかし、それを補て余りうる『独特の魅力』があります。

特に、

  • テントからはみ出した煙突の美しいシルエット
  • テント内に薪ストーブがあることの優越感
  • 炎の揺れを眺めながら過ごす最高のひととき

これらがキャンパーを魅了するのです。

やっぱり、薪ストーブには憧れるな~♪

という人にはこちらの記事を。

▶【覚悟が無いなら買うな】冬キャンプおすすめ薪ストーブ5選

大切なことは「覚悟を決める」こと。

そうじゃないと後悔しますよ。(笑)

パップテント暖房器具:③ガスストーブ

出典:Amazon
暖かさ重さ大きさ手軽さ
ガスストーブ

ガスストーブは、もっとも『手軽』な暖房器具です。

しかし、テント全体を暖める火力が無いことがデメリット。

そのため、

手や足といった局部を暖める補助的な暖房として使います。

私が使っているのはこちらですね。↓

ですが、パップテントはテントが小さいので、ガスストーブでも十分に暖かくなります。

例えば、大きいリビングだと暖めるには大きなストーブが必要ですが、小さい部屋だと小さなストーブでも短時間で暖めることができますよね。

それと一緒です。

したがって、ソロ用のパップテントでは火力が弱いガスストーブでも暖かく過ごせます。

もちろん、ガスストーブにもたくさん種類があります。

特に『高火力』のガスストーブは石油ストーブの代わりになるぐらい暖かいです。

くわしくはこちらで解説しています。↓

【高評価ガスストーブ】冬キャンプおすすめのガス暖房7選【ソロ必須】

ただし、

テント内でストーブを使うなら一酸化炭素中毒には気をつけてください!!!

ちなみに、私は一酸化炭素中毒になりました。

この記事に私の大失敗を載せているので参考にしてください。↓

【こうして私は一酸化炭素中毒になりました…】冬キャンプでの大失敗

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私のパップテント冬キャンプはこんな感じ

ソロベース

こちらが私の装備です。

  1. テント:バンドックソロベース
  2. コット:ヘリノックスコット
  3. マット:サーマレスト Zライトソル
  4. ブランケット:エルパソ ニューダイヤモンド
  5. 冬用シュラフ:NANGA600STD(快適温度-3℃)
  6. シュラフカバー:NANGAシュラフカバー
  7. 石油ストーブ:トヨトミ ギアミッション
  8. ガスストーブ:ミニポータブルヒーター

気温は、寒いときで-2℃前後。雪中キャンプではありません。

この装備で、スカート無しのパップテントでも快適に過ごしています。

でも、どうしてもスカートが無いことが気になる。

そんな方には3つの対策があります。

①落ち葉や枯れ木、薪や自身の荷物を利用して隙間を塞ぐ

②スカートを自作する⇒詳しくはコチラ

③パップテントの2本の支柱を、5~10cm掘った穴に入れて、テント自体の高さを低くすることで隙間を埋める。

つまりは、隙間を塞ぐことで、冷気の侵入を防ぐということですね。

あと、服装はこんな感じです。

冬の服装
  • 超極暖(UNIQLO)
  • 裏起毛パーカー(UNIQLO)
  • インナーダウン(UNIQLO)
  • 綿アノラックパーカー(ワークマン)
  • 焚き火パンツ(ワークマン)
  • 冬用サンダル(スブ)
  • 裏起毛靴下(しまむら)
  • ネックウォーマー(UNIQLO)

本当は、おしゃれブランドの服も着たいのですが、高くて躊躇するのと、穴が開いたら落ち込みそうなので諦めました。

やっぱり、

安くてガシガシ使える服が気楽で最高です!

さらには、冬の服装には大切な考え方があります。

  • ベースレイヤー
  • ミドルレイヤー
  • アウターレイヤー

この順番で服を重ねると体温が逃げにくく、暖かく過ごせます。

くわしくはこちらを↓

【結論:冬は着る順番が大切】冬キャンプにおすすめの服装【初心者向け】

あと、足元は何気に寒いです。

SUBUのサンダルは暖かく値段もそこまで高くないので、おすすめですよ。↓

【冬キャンプ初心者向け】SUBU/スブのレビュー【2年目突入】

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まとめ

ソロベース

いいかがでしたでしょうか?

今回は冬でもパップテントで快適に過ごせる方法を解説しました。

長い説明でしたよね?

お疲れ様でした。

まとめると、

結論:冬でもパップテントで大丈夫です。

それを補う冬用装備を用意すればOK。

それが以下の4つでしたね。

  1. コット
  2. マット
  3. 冬用シュラフ
  4. ストーブ

この冬用装備があれば、パップテントでも冬キャンプができます。

ーーー

男が憧れるパップテント。

その大好きな雰囲気を冬キャンプで満喫しながら、ゆったりとした時間を楽しみましょう。

それでは、楽しい冬キャンプを。

P.S.暖房なしにチャレンジしたいならコチラがおすすめ↓

【暖房なしの秘密兵器】暖房なし冬キャンプおすすめの必須装備

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